坂本ゾロ　殺陣、初フライング…　「ゾロ　ザ・ミュージカル」日生劇場で初日

　Ｖ６の坂本昌行（３９）の主演ミュージカル「ゾロ　ザ・ミュージカル」（クリストファー・レンショウ演出）が１３日、東京・日比谷の日生劇場で初日の幕を開けた。

　火を使った圧巻の演出やマジック、フラメンコに加え、大迫力の殺陣シーン、フェンシング対決のシーンなど見どころ満載だが、最大の注目は、坂本が会場の２階席付近（高さ約１０メートル）から客席上空を約２０メートル横切りながらステージに降り立つ自身初のフライングだ。

　坂本が演じるのは、かつての友人ラモンが故郷で残虐な独裁者となったことを知り、ゾロとなって立ち向かう主人公のディエゴ。ヒロインの大塚ちひろ（２４）は「かっこよすぎです。何でもできちゃうので、一緒に波に乗って楽しくやってます」と正義の味方を頼もしげに見つめた。

　ロンドン、パリ、モスクワに続いて日本で初上演となるが、演出家のレンショウ氏も約１カ月半におよぶ猛特訓の成果に目を細め、「マサ（坂本）は、今まで見た役者の中で一番すばらしい。今のところ最高のゾロだ。本当にナイスガイだしね」と絶賛していた。東京公演は同所で２月２８日まで。名古屋公演は中日劇場で３月５−２０日。