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【芸能・社会】

「お笑いの仕掛け人」に涙のお別れ 横澤さん通夜に芸人ら1000人

2011年1月14日 紙面から

生前、自身で選んでいたという遺影が飾られた横澤彪さんの祭壇=東京・池上本門寺で(潟沼義樹撮影)

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 肺炎のため8日に73歳で亡くなった元フジテレビプロデューサー横澤彪さんの通夜が13日、東京・大田区の池上本門寺で営まれた。

 「笑っていいとも!」「オレたちひょうきん族」など数々のヒット番組を生み出し、お笑いの仕掛け人として活躍した故人をしのんで、笑福亭鶴瓶(59)、兵藤ゆき(58)、松本明子(44)、歌手のつのだ☆ひろ(61)ら約1000人が弔問に訪れた。

 白菊に囲まれた祭壇に飾られたのは、爆笑する横澤さんの遺影。数年前に、雑誌の取材を受けた際の一枚で「これを自分の遺影にしたい」と横澤さん自らが選んだものだった。

 棺にはフジテレビから定期的に送られていたという視聴率表やテレビ雑誌など、テレビマンらしい遺品が納められたほか、大吉のおみくじ、愛飲していたタバコのキャスターなども入れられた。

 横澤さんに誘われ、ラジオのパーソナリティーからテレビタレントに転身した兵藤は「おもしろいからテレビに出てみない? と言われ、出演したのが“笑っていいとも”でした。いつもニコニコしていて、生放送も安心してやれました。怒った顔を見たことがなかった。遺影も当時のままでした」と話した。

 また、アイドルとしての不遇時代に横澤さんに救われたという松本は「ひょうきん族の中の“ひょうきんベストテン”に出てみないか、と言われて拾ってくださった。横澤さんがいなければ今の私はいなかった」と涙ぐんだ。

 「オレたちひょうきん族」の“初代ひょうきんアナウンサー”として人気を呼んだ元フジテレビアナウンサーでタレントの山村美智子(現美智、54)は「アナウンサーの基本の基を教わった。ニュースだけじゃなく、バラエティーに出るという局アナとしての立ち位置をつくってくれた人でした」と話した。戒名は富岳院衆楽日彪居士。葬儀・告別式は14日午前11時から同所で。

 ▼主な参列者(敬称略) 笑福亭鶴瓶、ビートきよし、兵藤ゆき、松金よね子、松本明子、つのだ☆ひろ、松村邦洋、IMALU、田中康夫、中山秀征、東貴博、蛭子能収、松尾貴史、小宮孝泰(コント赤信号)、山村美智、日枝久(フジテレビ会長)

 

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