竜イズム？G２軍が地獄キャンプ　川相監督“休み減らす”

　巨人の２軍に“竜イズム”が注入される。東京都内で行われたイースタン・リーグの監督会議に出席した川相昌弘２軍監督（４６）が１３日、昨年までは１、２軍とも同日程で基本的に４勤１休だった宮崎春季キャンプの日程に手を入れ、２軍は休日を減らす構想があることを明かした。

　新任の川相２軍監督がキャンプ改革に着手する。「中日がやってたから、というわけではない」と前置きした上で、「２軍が１軍と同じでは追いつけない」と“地獄のキャンプ”を予告。思い描くプランは休日減と夜間練習の復活だ。昨年の中日のように６勤１休や７勤１休、場合によってはそれ以上の過酷な日程になる可能性もある。猛練習で若手の底上げを図る考えだ。

　もちろん、すべては１７日のスタッフミーティングで決まる。川相２軍監督も「１軍の方針が決まってから」と柔軟に対応する考えだが、「２軍は早く仕上げないといけない部分もある」と、若手にとってアピールの場となる紅白戦などの実戦形式を見据えた練習メニューも想定している。

　さらに“川相色”の濃度が増すのは２月２０日以降だ。１軍が沖縄に移動した後は２軍が宮崎の施設を独占できる。「自分が新人のころはケガしたらどうしよう、なんて考えなかったよ」。強い者が生き残るのではなく、生き残った者が強い。川相改革が導入される宮崎キャンプは地獄と化す。　（井上学）