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2011年1月13日(木) 19:15 |
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「妖怪イヌジマ」が静かな人気
「妖怪」で岡山市の犬島を元気づけようと取り組んでいる女性アーティストがいます。 この女性が作る「妖怪」キャラクターが、全国で静かなブームを呼んでいて、今、岡山市内で展覧会が開かれています。
古い民家の畳に座り込んでいる「妖怪」。 家の主とばかりに椅子にもたれ掛かる「妖怪」。 どこか愛嬌が感じられます。 気持ち悪いようで可愛らしい、そんな表情が「キモカワイイ」と言われ、静かな人気を呼んでいます。 岡山市北区奉還町の路地にある古い民家。 ここが「妖怪イヌジマ」たちの展覧会の会場です。 この妖怪を作ったのは、高知市のアーティスト・石井葉子さんです。 「妖怪」をイヌジマと名づけたのには、わけがあります。 毎年、岡山市の犬島で開かれているアート・イベント「犬島時間」に参加したことが、「妖怪イヌジマ」を制作するきっかけとなりました。 犬島の良さを多くの人に知って欲しいというわけです。 キャラクターは、1体5200円。 2006年から作り始め、これまでに750体が売れています。 インターネットを通じて販売したことで、全国で広く知られるようになりました。 購入してくれた人を里親と呼んで、「犬島時間」の時期に合わせて島を訪問するプロジェクトも始めています。 岡山での展覧会にも、遠方からの客が目立ちます。 1月16日まで開かれるこの展覧会。 アートで島を元気付けたい。 石井さんの熱意が静かに全国へと広がっています。
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