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【プロ野球】

佑フィーバー 今度は警官出動 16日の歓迎式典に70人

2011年1月14日 紙面から

新しいグラブをはめてキャッチボールをする斎藤=鎌ケ谷・ファイターズスタジアムで(佐藤哲紀撮影)

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 佑ちゃんフィーバーについに警察が動く。16日に千葉・鎌ケ谷で開かれる日本ハムの新入団選手歓迎式典に、千葉県警鎌ケ谷署が70人態勢で警備にあたることが13日、明らかになった。ドラフト1位の斎藤佑樹投手(22)=早大=が参加する新人合同自主トレは2日目のこの日もファン2000人が集結。16日の日曜日は大混雑が予想されるだけに、鎌ケ谷の2軍施設で史上初めて警備のために警察官が出動する。

 “佑パニック”防止へ、ついに地元警察が動く。合同自主トレ初日だった前日はいきなり2500人のファンが集結。この日も斎藤目当てに2000人が駆けつけた。歓迎式典が開かれる16日は日曜日で、さらに多くの人が集まることが確実。5000人、7000人、いや、それ以上の人が殺到する可能性も十分だ。将棋倒しなどの雑踏事故や、深刻な交通渋滞が発生する可能性もあるため、鎌ケ谷署が警備に乗り出すことになった。

 歓迎式典は例年室内練習場で行われており、定員は500人程度だった。斎藤が入団した今年は鎌ケ谷スタジアムの内野スタンドを開放。2400人が入場できることになった。チケット(500円)は午前9時から席数分しか販売しないが、入場できないファンが続出し、周辺が混乱する事態も起こりうる。

 鎌ケ谷署は全署員を合わせても112人。当日は泊まり明けや当直、交番勤務を除いた大半の署員が警備に赴く予定で、その数は60〜70人となる見込みだ。午前中に行われる「鎌ケ谷新春マラソン大会」の警備を終えた後、鎌ケ谷スタジアムに移動。合同自主トレ終了後、午後3時から開かれる式典に備える。

 同署関係者は「シーズン中の公式戦でも警察がつくということはこれまでなかった。斎藤選手の人気はスゴイと聞いているし、“挙署態勢”で臨みます」と説明。周辺道路の渋滞も予想されるため、午前中から球場に配備する別動隊も用意するという。

 そんな周囲の喧噪(けんそう)をよそに、合同自主トレ2日目に臨んだ斎藤は精力的に練習に励んだ。全メニュー終了後、ドラフト3位の乾(東洋大)に頼み込んで居残りキャッチボールを敢行。スライダー、チェンジアップ、カットボールなど持ち球のすべてを試投した。「少し足りない気がしたので。変化球を投げないと腕の振りの感覚が鈍ってしまう」と気持ちよさそうに汗を拭った斎藤。警察をも巻き込んだ超異例のバックアップ態勢の中、16日も元気な姿を見せてくれそうだ。 (臼杵秀之)

 

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