「喜多方ラーメン」の地域団体商標登録を認めなかった特許庁の審決取り消しを求めた訴訟で、福島県喜多方市のラーメン店44店でつくる協同組合「蔵のまち喜多方老麺(ラーメン)会」は29日、請求を棄却した知財高裁判決を不服として最高裁に上告した。「地域活性化という法の目的に照らした適切な判断を期待する」とのコメントを出した。
地域団体商標制度は06年、地域ブランド保護のため創設された。特許庁は老麺会による「喜多方ラーメン」の登録を認めず、知財高裁も15日「『喜多方ラーメン』が老麺会の商品として広く認識されているとは言えない」などとして請求を棄却した。
毎日新聞 2010年11月29日 20時49分(最終更新 11月29日 20時54分)