らいらっく・ゆうかり (新潟〜小樽) 【新日本海フェリー株式会社】 評価:★★★★ |
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バリアフリー設備が自慢の人に優しいフェリー | ||||||||||||||||||||||||||||
ゆうかり(新潟港) |
新日本海フェリーの新潟〜小樽間に就航。夏季は関東から旅客も多い。「らいらっく」が先に就航し、数ヶ月差で姉妹船「ゆうかり」もデビューする予定だったが、何かトラブルがあったのか、就航がかなり遅れた。船内の通路を広くしたり、段差を少なくしたり、バリアフリー専用の客室を設けるなどの配慮が自慢。特等AとS寝台という等級が新設された反面、「すずらん、すいせん」では無くなった悪名高き1等内部屋が復活。まだ船齢が若いので清潔で美しいが、内装のコストダウンを感じることは否定できない。 平成14年就航。総トン数18200トン。 (利用時期:平成20年4月) |
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Cabin〜船室は快適か? | ||||||||||||||||||||||||||||
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Public Space〜営業施設・公室は充実しているか? | ||||||||||||||||||||||||||||
ビデオシアター、ビデオルーム、チルドレンルーム、スポーツルーム、ゲームルーム |
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Infomation〜船内案内・感想など | ||||||||||||||||||||||||||||
(NEW)新潟港の乗船口には、本日のスタッフとして船長、機関長、パーサーが顔写真付きで掲示されていた。他社で船内に掲示している事へ刺激されたのだろうか?ただ、他の港や船内では全く見受けられなかったので、おそらく新潟港の営業所独自の取り組みだと想像する。せっかくいいものを掲示するならターミナルよりも船内に掲示した方がよりPR度が高まるので良いのではないかと考える。 (NEW)小樽のターミナルには部屋写真と運賃が大きく掲示されている。(新潟行きの2等寝台の写真が間違っている。窓があるのでおそらくドライバー室?)新潟港で掲示されていたものとは違う写真なので、小樽港独自の取り組みかと思う。部屋写真をPRするのはとても良い事だと思うが、ホームページやパンフレットでのPRが著しく不足していると感じるので、そっちも充実させて欲しい。 (NEW)船室のテレビと乗船時のビデオシアターでひたすら救命胴衣の着用方法を流していた。内容は女性従業員が着用方法を説明するだけの短いもので、それがエンドレスで流れるのでくどい。せっかくなので船内や客室の紹介や他の注意事項なども一緒に流してはどうかと思う。 (NEW)通常時期の個室の貸切料金が不要となった。例えば1人で1等4人部屋の利用も可能。インターネット予約では問題なく指定できるが、電話では1人では断られたという情報も?会社としてどちらかに統一すべきではないかと考える。利用者としては実質的な値下げで率直にとても嬉しいのだが、会社側の善意を悪用する人も少なからずいる筈なので、若干の追加料金や予約時に1人で4人部屋の占有は規制するような制約があってもいいのではないか。 船室の配置に激しく不満あり。ツインの1等室がインサイドで内窓しかなく外が見えないのに、2等が全てアウトサイドなのである。2等寝台、S寝台は完全な内部屋。本来、安いのだから不自由があっても仕方ない2等には窓があってが優遇されるとは如何なものか?「すずらん」、「すいせん」のように、上等級を全てアウトサイドに配置して、2等と2等寝台を内部屋にするべきと考える。(相部屋である下等級を内部屋とすれば携帯電話の電波を遮断できるので船室の静寂を保てるかと思うが?)1等を利用する場合は内側ツインは避けた方が良い。 朝が早すぎて早朝というより未明、深夜の到着となるのが欠点の新日本海フェリーの小樽朝着便。トラック重視のダイヤであるので仕方ないのだが、徒歩の場合は下船した日ずっと眠くて時差ぼけ状態となる。せっかく豪華なフェリーが就航しているのに、早朝というより深夜の入港に抵抗があるので、どうしても敬遠してしまう。小樽着で徒歩限定でもいいので始発電車の時間まででも船内休憩できたらいいな・・・と思う。利用するなら小樽から新潟行きの方が朝が楽なので良い。 船室の案内冊子にはアンケート用紙が入っており、苦情など都合の悪い記載を現場で処分されないようにか(?)郵便で会社に送る方式となっている。(しかも郵送料は会社側負担)また、船名を誤魔化せないようにゴム印で船名を押すという徹底ぶり。 首都圏から北海道へのフェリーでのアクセスとしてお勧めの航路。首都圏からだと大洗に目がいくと思うが、高速道路を走れば新潟は意外と便利。また、旅客サービスも大洗からの会社より良い。徒歩の場合でも池袋からの高速バスを利用すれば格安で北海道へ移動できる。 平成19年度冬季のドックダイヤでは、新潟〜小樽航路を大幅に減便して、苫小牧東港〜秋田〜新潟〜敦賀への寄港便に「らいらっく」「ゆうかり」も就航する変則的な配船となった。この際、特等AとS寝台は通常の設定のない区間は発売していなかった。通常は利用しにくい西日本在住者にとっては乗船のチャンス? 新日本海フェリーのHPでインターネット予約が出来るのだが、割引があるわけでもなく、何のメリットも無い。強いて言うなら事前に決済が必要な繁忙期に限り旅行会社等でクーポンを購入しなくても自宅から決済できる事ぐらい。それ以外の時期は電話で予約して当日購入でよいので、インターネット予約でカード決済してしまうとキャンセル料のリスクが発生するので危険。わざわざ事前に決済するのだから、少しでよいので割引や船内での食事券等の特典がほしいと思う。 利用した日の客数はあまり多くなかったようだが、姉妹船との行き会い(かなり離れていたけど・・・)の案内があり、船長からの簡単な挨拶の放送もあった。また、女性従業員の放送はさわやかで好感。以前に比べてソフト面でのサービスは向上していると感じた。 |
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更新履歴 | ||||||||||||||||||||||||||||
H18.11.01 大幅書き直し、案内冊子の「CRPポッド推進器」に関する記載を改善されていたため削除。 H20.04.28 サービス体制の確認と若干の加筆。 |
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