船室の選び方〜相部屋と貸切料金事情〜 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参考→貸切料金に関する若干の考察 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
注 意! この項で紹介する内容は、正確を期していますが、会社や時期によって異なる場合や変更されている場合もあります。あくまで参考程度とし、重要な事項についてはご自身で確認してください。万一、不都合や不具合が生じても、その責任は負い兼ねますのでご了承ください。 |
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船の客室は等級による差が極端で、会社や航路によってまちまちなので、乗船する等級を決める時はよく調べる必要があります。だいたい、次のような感じになります。 くわしくは当HPの →全国フェリーレポート をご覧ください。 特 等〜バス・トイレ付きのツインルームが一般的。この上に特別室やスイートルームがある船もあります。 1 等〜1等は船や会社によって差が大きいので、よく調べる必要があります。2段ベッドの4人部屋という船が多いです。2人部屋でツインや2段ベッドだったり、和室の設定がある場合もあります。ごく一部ですが、シャワー・トイレが付いている船もあります。 2等寝台〜2段ベッドが並ぶ部屋で、8〜12人部屋が多いようです。 2 等〜ほとんどが大部屋で雑魚寝ですが、枕や毛布がセットされて指定席の船もありますし、自由席の船もあります。なかには2等でも寝台の船もあります。 部屋やベッドの位置のリクエストは聞いて貰えるか? 会社によって、予約時に船席が確定する会社と、乗船当日に陸上窓口で決めたり、また船内で決める場合もあります。同じ会社でも個室は予約時に確定、2等寝台は船内指定という会社もあります。希望がある場合は、予約時に聞いてみると良いでしょう。当日決定する会社の場合は早めに乗船手続きをして早めに乗船する必要があります。どちらの場合も、低姿勢にお願いするのがコツです。 禁煙ルームはあるのか? 最近は2等や2等寝台のように、相部屋の船室では禁煙とする傾向が強いようです。個室で相部屋の場合、禁煙の指定がない場合でも、禁煙とするのが無難かと思います。個室の分煙も最近増えてきた感じです。室内の煙草臭の苦情が多かったのか、個室も全て禁煙という厳しい?会社もあります。 2等や2等寝台に女性専用席はあるのか? 設定している船は多いのですが、予約時に確定する会社はほとんど無いと思います。当日、船内での受付となるケースがほとんどで満席となったら一般席となります。痴漢騒ぎなどが起きると、多くの乗客に迷惑がかかります。安全上の面で不安があるなら、高くても個室を利用すべきだと思います。 部屋の定員と乗船する人数が異なると本当に相部屋になるのか? 船の場合、部屋の定員以下で乗船する場合、個室でも相部屋にされる可能性があり、よく言われるのが「相部屋になります。」か「貸切料金を払え。」です。この扱いは会社や季節によってまちまちです。定員以下でも相部屋の可能性を承諾するならば貸切料金をとらなかったり(1等はこのケースが多い)、逆に定員ぴったりか貸切料金を払わないと部屋を発売しない(特等はこのケースが多い)こともあります。ただ、この相部屋の可能性を承諾するというのが、くせもので、実際は相部屋になる可能性は低いのに貸切料金を払わされたりするケースが多いのです。 個室の船室に入って、相部屋になるほどつらいものはありません。、相部屋の可能性を承諾するということは、利用者が積極的に選ぶものではなく、要は高額な貸切料金を払いたくないといった理由によるものでしょう。本当に安い運賃で相部屋になっても気にしないといった方は2等寝台など下等級を利用するわけで、上等級に相部屋を承諾して乗船するということは、空いていて部屋を占有したいという期待があるのです。 しかし、よく状況を知らないままに、個室占有を期待して「相部屋を承諾」して乗船して本当に相部屋にされて、せっかくの船旅が楽しくなくなったり、逆に高額な貸切料金を払って乗船しても船内はがらがらで、他の「相部屋の可能性を承諾」した人が貸切料金なしで個室を占有していたり、不公平で不本意な結果となりかねません。(この「相部屋の可能性を承諾」という意味は、実際の人数分の運賃で乗船して、混雑しておれば相部屋になる覚悟はするが、すいている場合は定員以下でも部屋を占有できるという事です。) 無駄な貸切料金を払わなくて良い作戦を、私の経験を交えてお話します。ただし、混雑していて本当に相部屋になる覚悟は必要です! (1)乗船しようとする船を調査し、貸切料金を払うかを判断しましょう。 ★乗船しようとする船の貸切料金 ふつうに部屋を貸切とするといくら取られるかを調べましょう。貸切料金は大人運賃の50%か75%といったケースが多いです。30%や1人分プラス5000円といったケースもあります。そして、乗船しようとする部屋を「相部屋の可能性を承諾」して乗船できるか?を調べます。但し、特等室などで、ホテル形式の船室では定員ぴったり又は貸切しないと発売しないケースが多いです。また、まれに貸切料金なしで個室を占有させてくれる親切な会社もあります。 ★その船の船室構成 そして、重要なのはその船の船室の数です。その船がどの程度の部屋があるのか?例えば1等4人部屋を2人で乗船しようとする場合で、その船の1等室が4室しかない場合などは、あきらめたほうが無難です。相部屋が嫌なら特等へ上がるか、貸切に応じたほうが無難です。逆に20室以上ある場合など、「相部屋になりますよ。」と言われても「かまいません!」と言っておけば乗船してみたら2人で占有できる確率が高いです。(もちろん夏休みなどの多客期は別です!) 以上の事と、乗船する日が混雑するかを予想して、「相部屋の可能性を承諾」して乗船するか、貸切料金を払うかを判断しましょう。経験的に次のような日は混雑が予想されます。 ・北海道方面への航路で夏休み期間 ・春・夏・冬休み期間の船中泊を必要とする区間(北海道や沖縄への航路は春と冬は意外にすいている。) ・週末の阪神〜九州間 東北〜北海道間 貸切料金が絶対に必要な場合や、貸切料金を払うと判断した場合は、高い料金を払うので後は心配ありません。「相部屋を承諾」して乗船しようと判断した場合は以下をお読みください。 (2)相部屋なら勇気を持って予約しましょう。 部屋を予約しますが、「相部屋でもいい。」といって勇気をもって予約しましょう。会社によっては、しつこく相部屋を脅して貸切料金を払わせようという所もあります。ちなみに、その日の予約状況を聞いておくと良いでしょう。(すいているか?上等級の団体などはないか?など。あまりしつこく聞くと嫌がられます。) (3)切符を購入する 乗船当日になって、切符を購入(又は当日券に引き換え)するときも注意が必要です。ここでも「相部屋になりますよ。」と脅されるケースが多く、ご丁寧に切符に「相部屋になります。」や「相部屋承認済」などの赤文字のスタンプを押されることもあります。ここで窓口ごしに、予約台帳が見える場合もあるので、もし見えるなら予約状況を見てみましょう。(ここで自分の部屋に相客がいないことが確認できればラッキー) (4)乗船する いよいよ乗船です。案内所でチェックインする際、同じく予約台帳が見える場合があるので注意してみてみましょう。ここで「相部屋になります。」と言われる場合もありますが、言われても誰も来なかったケースもあります。これで入室して出港しても誰も同室に来なければ作戦成功です。 (5)本当に相部屋になってもあきらめない! さて、本当に相部屋にされてもあきらめてはいけません。船や会社によっては、空室がたくさんあっても掃除が面倒だから相部屋にする意地悪な所もありますし、不幸にして本当に混雑してやむを得ず相部屋になる場合もあります。(最近は、相部屋によるトラブル防止のため、空いている場合は極力相部屋にはしない所が多いようです。) このような場合でも、案内所に頼めば、他の空室にかえてくれる場合もあります。この際、「貸切料を払うので何とかしてもらえませんか?」とか、「特等へ等級変更でもよいから、何とかなりませんか?」と、お金は払っても良いという態度で、かつ低姿勢にお願いすれば、効果があるように思えます。 ここに紹介したようにやっても、相部屋になった場合は諦めてください。本当に相部屋になってから貸切料金を払ったり、上等級に変更しようとしても、混雑した日の場合はどの部屋も満室となってお金で解決できない場合もありますので、十分にご注意ください。 また、定員以下で個室を貸切料金なしで占有できた場合、柔軟に配慮してもらってありがたいといった、感謝の気持ちを持つことが必要ではないでしょうか?定員以下で占有できて当たり前といった態度をとると、フェリー会社が貸切料金を厳しく適用するようになるなど、悪い方向へ制度が改悪されるかもしれませんよ! |
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各社貸切料金一覧表 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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各社パンフレットやホームページへ一言! 貸切料金がいくらなのか、詳しくはっきりと記載願いたい!! 「貸切料金が必要です」だけでは判りません! |
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