繁忙期の予約作戦 |
注意! この項で紹介する内容は、正確を期していますが、会社や時期によって異なる場合や変更されている場合もあります。あくまで参考程度とし、重要な事項についてはご自身で確認してください。万一、不都合や不具合が生じても、その責任は負い兼ねますのでご了承ください。 |
夏休みや年末年始、連休など、世間が休みの日はフェリーの予約もとりにくいことが多々あります。 夏の北海道航路や、連休の瀬戸内航路は非常に混雑し、発売30分以内で全席満席になることもよくあります。そんな時に、どうしたら乗船できるか、一般論ではありますがまとめてみました。 |
(1)とにかく発売日の発売時刻に手を打つ。 フェリーの予約はたいてい2〜3ヶ月前(午前9時が多い)に予約を取りますので、とにかくその瞬間に予約を入れることです。できればフェリー会社の事務所で直接並ぶのが良いです。電話はなかなかつながりません。事務所に並びながら、携帯電話で電話予約も試みるとよいでしょう!!列の順番が来る前に電話がつながれば、その分早く予約できます。 やむを得ず電話にする場合は、そのフェリー会社のあまり電話のかかりそうにない所にかけるのが狙い目です。(寄港地や本社以外で、予約の端末のある所)但し貨物専用の電話にかけると、他の人と公平を期すため、受けてくれない場合があります。 旅行会社は同じ日に飛行機や鉄道など他の予約業務もあり、あてにならないと思います。フェリーのために発売開始時刻に手配できるケースはほとんどないでしょう。また、仮に旅行社が予約を取っても、それをあなたに与えてくれるか疑問です。他にホテルなども同時に依頼している客がいたら、フェリーだけを依頼したあなたにきちんと配分されるか?といった疑念があります。ただし、フェリー会社によっては旅行会社専用の枠もあるので、頼んでみる価値はあります。 |
(2)キャンセルの出やすい時期を知る。 不幸にして満席だったら、キャンセルの出やすい時期を狙って再トライしましょう。ただし、電話予約であとは当日港で購入というスタイルの会社なら、キャンセルはなかなかでません。事前に前売り券の購入を義務付ける会社なら、キャンセルが期待できます。 @まずは、前売り券購入期限 予約はしたものの、購入せずに取り消しになる席が必ずあります。だいたい、発売1週間後くらい。予約にふたまたをかける人が多いので意外とキャンセルされるようです。 A1ヶ月前 仕事の休暇の都合で行けなくなる人が出るのが、この辺でしょうか? B1週間前 出港1週間を切ると、取消料が高くなります。ここがチャンスです。その後は毎日、キャンセルを期待して電話し続けましょう。 C3日前以降 2日前をすぎると、取消料がさらに高くなりますので、その直前はキャンセルのでる確率が上がります。 電話予約のあとは当日港で購入でよい会社は、便利なのですが、キャンセルを待つ立場としてはあまり期待はできません。電話予約だけなら、手数料をとる事は不可能に近く、乗船を中止する場合でも無連絡で乗船しなかったり、とりあえず直前まで予約は残しておくという人がいるからです。 予約が取れない場合は、なんといっても粘り強く何度も電話することです。私の場合は、希望の個室が取れずに何度も電話した事がありますが、前日ぐらいにキャンセルが出て無事に乗船できたことが多々あります。 |
(3)予約のシステムを知る その会社がどのような予約システムをとっているかも重要です。 旅行会社と端末がつながり、近代的なシステムを確立している場合もあれば、原始的にフェリー会社が席を全て管理して、旅行会社はその都度電話で確認して予約する会社もあります。後者の場合、旅行会社へ依頼するのは無意味かと思います。 また、旅行会社用に最初からある程度枠を設けている会社もあるようです。この場合なら、フェリー会社では取れなくても旅行会社なら予約できます。また、この場合、出港1週間位前に売れ残った席があれば、フェリー会社に返却されます。 同じ会社内でも店ごとに部屋の枠があるケースもあります。港のある店に電話したら予約できなくても東京の出張所のような所に電話したら予約OKといったケースもありました。事実、その船で見えた予約台帳には部屋番号の下に扱う店名が印刷されていました。 |
(4)当日にもキャンセルは出る 当日になって乗船を中止する人はあまりいません(やむを得ず乗り遅れる人は居る。)が、フェリーによっては予備席を持っているようです。当日の乗客の具合を見て、ドライバー室の使用や臨時席などの対応もありますし、会社によっては個室についてもダブルブッキングや部屋の設備の故障に備えて予備の部屋があるそうです。出港間際になって、ダブルブッキングやVIP(社内関係者?)などの乗船がなければ空席となり一般に販売されます。 車の場合、積める台数を1台単位で正確に予想できないので、ある程度は余裕を持って予約を取っているはずで、実際に積んでみてから追加を発売します。1台も予約外を積めないという確率は低いはずです。(キャンセル待ちというより、空きスペース待ちなのです。) どうしても乗船したいが予約が取れなければ、出港当日朝1番に港に行ってキャンセル待ちの手続きをしてみてはどうでしょうか。1番なら乗船できない確率は低いと思います。(予約なしで安易にキャンセル待ちを期待して港にいく事を奨励しているのではありません!) ただし、ここでも疑念が出てきます。例えば旅客のみでキャンセル待ちをした場合、他のキャンセル待ちの客が車で乗船希望だったら、フェリー会社はどちらを乗せるか?と考えてしまいます。 |
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