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“小沢門下生”の豊島区議が税滞納で歳費差し押さえ (1/2ページ)
民主党の小沢一郎元代表の“門下生”を自称する東京都豊島区議が税金の滞納を繰り返し、都から歳費などを差し押さえられていたことが13日、分かった。地方自治体が税金の滞納に厳しい姿勢で臨む中、行政をただすべき立場の議員が税金を滞納していたことに批判が集まりそうだ。
この議員は、平成19年の区議選に出馬した54人の候補者のうち、3077票を獲得しトップ当選を果たした中田兵衛(ひょうえ)・豊島区議(43)。
関係者によると、昨年12月10日に議員報酬にあたる歳費の振込口座の預金を東京都税事務所が差し押さえ。同27日にこの口座に区から振り込まれた歳費102万6000円が取り立てられた。
中田区議は、親族の敷地内に所有する賃貸マンションによる不動産収入に課せられる個人事業税、マンションの土地などにかかる固定資産税と都市計画税を平成18年度から5年にわたって滞納していた。都税事務所では再三に渡って督促したが、これに応じず、延滞金が加算。度重なる差押予告通知書や最終催告書などの送付にも支払いがなかったため、差し押さえに踏み切り、支払いに充てた。
豊島区の条例では、議員報酬として議長に月額88万2千円、議員に同59万8000円が支払われ、ボーナスに当たる期末手当が年2回、別途支払われている。
中田区議は小沢氏が塾長を務める勉強会「小沢一郎政治塾」に熱心に参加していた。