ここから本文です
最終更新:2011年1月14日(金) 0時8分

北朝鮮でアマチュアゴルフ大会開催へ

 外貨獲得のための「苦肉の策」でしょうか。北朝鮮で4月下旬に、「世界中の人が参加できる」という初めてのアマチュアゴルフ大会が開催されることになりました。

 このゴルフ大会はイギリスと中国の旅行会社が共同で、「世界中のアマチュアゴルファーが参加できる」として、ウェブサイト上で参加者を募集しているものです。

 4月26日から30日の5日間のツアーで、参加費用は日本円でおよそ11万円(999ユーロ)。

 費用にはラウンドフィーのほかに、北朝鮮への入国ビザの発給費や中国〜北朝鮮間の往復の列車運賃、そして5つ星クラスのホテル宿泊費や食事代と、3日間の観光代金なども含まれるということです。

 会場は、1991年にオープンした北朝鮮に一つしかないという「ピョンヤンゴルフ場」で、同時に100人がプレーできるといいます。

 ウェブサイトではこのゴルフ場がオープンした際、キム・ジョンイル総書記が生まれて初めてのラウンドで「11回のホールインワンを含む38アンダーの世界記録を樹立した」と紹介されています。

 「ドル箱」とされたクムガンサン観光事業の中断が続く中、北朝鮮はこうした大会を通じて外貨を獲得する狙いがあるとみられます。(13日23:51)

2011年1月14日(金)のニュース一覧