下田雄一郎・未解決事件FILE

全国で発生した未解決事件を紹介しています。時効も許さない、風化させない、真犯人逮捕を目指すブログです。

熊本県宇土市開業医妻殺人事件

2009-03-13 19:46:13 | Weblog
 2004年3月13日午後3時35分頃、熊本県宇土市走潟町の開業医(54歳)が、医師の隣に立てられた自宅玄関で妻の中津千鶴子さん(49歳)が仰向けに倒れて死んでいるのを発見した。
 中津さんはセーターにズボン姿で、顔や腹などをバールのようなもので殴られた上、顔の右頬に刃物による傷があった。遺体のそばに凶器と見られる中津さんの
家の台所にあった包丁が落ちていたが、顔を殴った鈍器は見つかっていない。司法解剖の結果、バールで殴られた傷口からの出血による失血死。死亡推定時刻は午後3時頃。中津さんが仕事部屋に使っていた居間にあったタンスの引き出しが開けられるなど物色したような形跡がある一方で、金庫を開けようとした形跡はなく、通帳や印鑑、財布は無事だった。
 廊下や室内に犯人のものと見られる血痕のついた足跡が残されていた。靴はナイキ製の「エアモック」というスニーカーでサイズは26センチ。中津さんの黒のハーフコートと、ベージュの手提げバックを犯人が持ち去っている。
 中津さんは開業医の夫と2人暮らし。病院事務をしていた。13日、開業医の夫は午後1時頃に患者が診察したのを最後に病院を閉め、午後2時頃からゴルフに出かけていた。
 中津さんの自宅玄関には訪問者を確認できるモニターがあるなど防犯対策がなされていたにもかかわらず、狙っていることから物取りの線は薄いと見られている。顔を中心に50か所以上も刺されており、顔見知りによる怨恨との見方が強い。殺害現場となった玄関には鈍器の傷があった。傷口の進入角度や向きから犯人は凶器を左手にもって振り下ろしたと見られている。さらに血のついた軍手の跡なども見つかっている。
 中津さんは親友女性に対してお金を工面していた。親友女性の子供の入学祝いに80万円近くを出したほか、進学費用として150万円を預金していた。親友はこうしたことからも疑いがもたれたが、「自分も被害者である」として関与を否定している。
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