2011年1月12日22時29分
韓国での家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の拡大を受け、韓国プロ野球の「斗山ベアーズ」が、13日から宮崎県西都市で予定していた春季キャンプの日程の一部を、大分県別府市に変更して行うことが分かった。西都市では昨年、口蹄疫が発生し、畜産農家の間に再発を恐れる声が高まっていた。
同球団は2007年から毎年、西都市で春季キャンプを開催。今年は1軍選手ら約70人が13日〜2月12日に西都市で、2月15日〜3月1日に隣の宮崎市で練習予定だった。
韓国での感染拡大を受け、西都市は今月6日、市内の畜産農家360戸にキャンプ開催への理解を求める文書を配布。だが、ウイルスの侵入を恐れる農家などから市長宅や市役所に、受け入れ中止を求める要望が相次いだという。
市が地元の反応を伝えたところ、球団側は日程を調整。17〜24日は別府市で練習し、西都市でのキャンプは26日〜2月12日とした。宮崎市では当初の予定通り行うという。
西都市の橋田和実市長は「口蹄疫の発生時に宮崎県民は県外で差別的な扱いを受けた。同じことを自分たちがしてはならない。球団側の対応には感謝したい」と話した。
西都市の畜産農家の女性(49)は「口蹄疫が猛威をふるっている韓国から球団が来るのはやはり不安。選手だけでなく関係者ら多くの人がやってくるとなると、絶対にウイルスが持ち込まれないとは言い切れないのでは」と話した。