口蹄疫:済州を除く全国でワクチン接種へ

 牛や豚の伝染病「口蹄(こうてい)疫」を防ぐため、済州道を除く全国で予防ワクチンを接種することになった。

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は12日午後、口蹄疫の問題をめぐり緊急の関係閣僚会議を招集し、このような方針を固めた。

 孟亨奎(メン・ヒョンギュ)行政安全部(省に相当)長官は、会議後に行った記者会見で、「ワクチンの接種を、(口蹄疫の被害が出ていない)全羅南・北道や慶尚南道などでも行うことを決めた」と述べた。これまでは、京畿道、仁川市、江原道、忠清南・北道の全域と慶尚北道・全羅北道の一部地域で飼育されている牛、繁殖用の母豚や種豚など、278万頭に対しワクチンの接種を行ってきた。

 防疫当局はまず、すべての牛(約330万頭)を接種の対象とし、豚(約990万頭)も対象とするか否かについては、今後の家畜防疫協議会で決定する方針だ。

方顕哲(パン・ヒョンチョル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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