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死亡の姉妹、生前に窮状訴え「どうしたらよいか…」 大阪・豊中

産経新聞 1月9日(日)21時27分配信

死亡の姉妹、生前に窮状訴え「どうしたらよいか…」 大阪・豊中
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右が姉の紀代美さん、左が妹の久美子さん。12年前、大阪市北区のリーガロイヤルホテルでの結婚式に出席したときの写真(写真:産経新聞)
  大阪府豊中市のマンションの一室で8日に姉(63)と妹(61)とみられる2遺体が見つかった問題で、姉妹が生前の昨年9月、現場マンションを差し押さえている大阪地裁の執行官に対し「どうしたらよいか分からない」と訴えていたことが9日、分かった。姉妹は執行官から生活保護の申請を進言されたが、拒否したという。豊中市が同日、記者会見して明らかにした。

【フォト】姉は病死、妹は栄養失調か 変死体が見つかったマンション

 市健康福祉部によると、市の担当者は昨年12月27日、姉妹の相談で市役所を訪れた執行官と面会。この際、執行官が姉妹と最後に会えたのは9月で、「どうしたらよいか分からない」と訴えられたことに加え、同月から部屋の電気とガスが止められ、郵便受けから生ごみのような臭いがしたとも伝えられたという。

 執行官は2週間に1回のペースで手紙を郵便受けに入れたが、直接会えないため市に助けを求めた、と説明したという。

 しかし、市は警察官と一緒に訪問するよう助言したものの、担当者がマンションを訪問したり、民生委員らに連絡したりといった措置は取らなかった。姉妹は生活保護や介護保険の利用がなく、国民健康保険料や水道料金を滞納していた。

 この後、執行官は12月27日と今年1月6日に姉妹の部屋を訪れ、「寒い年明けをどのように生活されているか心配しています。早々に親類か市役所に相談されるよう強く勧めます」などと記した文書をドアに貼っていた。

 会見した市の大東幹彦高齢介護課長は「亡くなったのは残念。執行官が手紙を入れているので、本人から相談してくるのを待つことにした。執行官からの相談がもう少し早ければ、対応策を話し合えたかもしれない」と話した。


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最終更新:1月9日(日)23時11分

産経新聞

 

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