2011年 1月 12日
広がる「タイガーマスク運動」と施設の現状
漫画「タイガーマスク」の主人公、「伊達直人」を名乗る人物からの贈り物が岡山・香川の児童養護施設でも相次いでいます。運営費を寄付金などでまかなう施設からは喜びの声が聞かれます。岡山市北区の児童養護施設、南野育成園では「岡山のお金持ちじゃない伊達直人」と名乗る人物から野球用のグローブ4個やサッカーボール、ランドセルなどが届けられました。また津山市役所でもマスクをした若い女性が子供用の靴下10セットを届けて立ち去るなど11日夜から12日にかけ岡山・香川の11ヵ所で15件の贈り物がありました。高松市の児童養護施設、讃岐学園では、11日夜、2件の贈り物がありました。1件目は「伊達直人&ルル」と名乗る人物から文房具や日用品が。2件目は「伊達直人」と名乗る人物から新1年生のためのランドセル4個が届けられました。この施設では現在、孤児や親から虐待された子供たちなど57人が生活しています。運営費は自治体や国からの補助金でまかなわれていますがそれだけでは十分とは言えず、個人や企業からの寄付金に頼っているのが現状です。4〜5年前までは年間約300万円あった寄付金も不況のあおりを受け、現在は100万円程度にまで落ち込んでいます。施設では「従来から定期的・継続的に寄付してくれている個人や団体もいるので合わせて感謝したい」と話しています。

採用枠の拡大など求め石井知事らが要請
高校生や大学生の就職内定率が、厳しい数値で推移する中岡山県の石井知事らは12日、県内の経済団体に採用枠の拡大などを要請しました。石井知事と門野教育長、大崎岡山労働局長の3人が県経営者協会を訪れ、末長会長に要請書を手渡しました。要請では新規の採用枠を拡大することや卒業後3年以内の未就職者について新卒枠で応募を受け付けることなどを求めています。県と岡山労働局は、このほか県内5つの経済団体に同じような要請を行うとともに県内約6000の事業所に対し、要請文を送ることにしています。県内の就職環境は、大卒予定者の内定率が50.9%と1992年以降2番目に低い水準となるなど厳しい状況が続いています。

自殺した娘の両親が教諭を提訴
長女が自殺したのは、県立高校の男性教諭が性的行為を強要したのが原因だとして長女の両親が、教諭と香川県にあわせて4000万円の損害賠償を求める裁判を12日、高松地裁に起こしました。提訴したのは、2008年に自殺した当時22歳の長女の両親です。訴えによりますと長女は2006年夏から約1年半の間、大学の卒業論文のアンケートに協力してもらおうと母校の高松市内の県立高校を訪ねた際、55歳の男性教諭から度々、わいせつな行為を受けたということです。長女と男性教諭の間で示談が成立しましたが長女はその後、PTSD、心的外傷後ストレス障害で苦しみ自殺したということです。両親は、この男性教諭と監督する立場の香川県に対し、あわせて4000万円の損害賠償を求めています。これに対し香川県は、「訴状を見ていないのでコメントのしようがない。訴状を見てから適切に対応していく」としています。

丸亀城石垣の落書き 除去作業
国の史跡、丸亀城の石垣に蛍光塗料で落書きされているのが見つかった問題で、12日朝、落書きを取り除く作業が行われました。落書きされていたのは丸亀城の栃ノ木御門跡の石垣です。今月9日、緑やオレンジ、銀色の蛍光塗料のスプレーで「ばか」「すき」などの文字が3カ所に書かれているのが見つかりました。丸亀市教育委員会は文化庁と相談し、落書きを取り除くことを決めました。現場では12日午前9時から専門業者2人が刷毛でシンナーを塗り、塗料を浮き上がらせたあとブラシや布を使ってていねいに落書きを取り除いていきました。丸亀城の石垣に落書きされたのは今回が初めてで市教委では11日、文化財保護法違反容疑で警察に被害届を提出しました。

寒波で雪 スキー場はほくほく
去年暮れからの寒波で岡山県北のスキー場は1メートルを超える積雪となっています。毎年、雪不足に悩まされてきただけに今シーズンは例年を上回る人出を期待しています。このうち鏡野町にある恩原高原スキー場のパノラマゲレンデでは12日現在、積雪は130センチ。先月23日のスキー場開きの時点では雪が少なく滑ることはできませんでしたが大雪となった先月31日から滑走可能となりました。これまで雪不足に悩まされるシーズンが多く、途中で営業をやめたこともありました。しかし今年のゲレンデはベストコンディションということです。岡山県北はこの週末も雪が降ると見られ恩原高原スキー場では去年の4万人を上回る来場者を期待しています。