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橋本Jr.デビュー戦で蝶野と一騎打ち

 蝶野正洋戦でのデビューが決まった橋本大地=東京・赤坂のスカパー!
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 蝶野正洋戦でのデビューが決まった橋本大地=東京・赤坂のスカパー!

 破壊王2世、デビュー戦で黒いカリスマと激突‐。2005年7月11日に亡くなった“破壊王”こと、プロレスラーの橋本真也さん(享年40)の長男・橋本大地(18)が、3月6日のゼロワン両国国技館大会で橋本さんの同志・蝶野正洋(47)と一騎打ちを行うことが12日、発表された。東京・赤坂のスカパー!で、師匠にあたるゼロワンの大谷晋二郎代表(38)とともに会見。いきなり夢のカードが実現した。

  ◇  ◇

 大地は「こうやったら面白いかな?という1つの案として出していて。まさか、それが実現というか…」と、戸惑いと緊張に思わず笑い出してしまった。

 新日本で同期だった橋本さん、蝶野、武藤敬司(48)は「闘魂三銃士」として90年代のマット界をけん引した同志だ。橋本さんは00年、武藤は02年に新日本を離れたが、3人の絆は変わらなかった。

 昨年8月24日の会見で、大地は「橋本真也と過ごした時間が長い蝶野さんとやりたい」と熱望した。「何の駆け引きもない、まっさらな状態で素の言葉で出た」(大谷)ということで、ゼロワン側が蝶野に打診。大谷によると「二つ返事でOKをいただいた」と説明した。

 大地から見た蝶野は「父とともに戦ってきた人。僕の知らない父を知っているし、僕よりも長い時間、一緒にいたんじゃないかという人。父と同じようなものを感じる」という。急逝した父から伝えてもらうことがかなわなかったプロレスを、心と体にたたき込んでもらうのは、蝶野か武藤しかいなかった。

 この日の大地は緊張のため、「やるからには勝ちにいきたい」くらいしか威勢のいい言葉は聞かれなかった。常にハッタリが利いていた橋本さんとは対照的だったが、大谷によれば控室では「蝶野さんが倒れるまで蹴って蹴って蹴りまくる」、「橋本真也を超える」と、ビッグマウスを連発していたという。

 プロレスを教えてきた大谷は「スイッチが入れば感情を爆発させる。間違いなく橋本真也さんを受け継いでいる」と保証した。3月6日、両国に“破壊王子”が降臨する。

(2011年1月12日)

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