今井美樹１１年ぶりドラマ　草なぎ剛主演「冬のサクラ」会見

　ＳＭＡＰの草なぎ剛（３６）主演で１６日にスタートするＴＢＳ系ドラマ「冬のサクラ」（毎週日曜午後９時）の制作発表が１１日、横浜市の緑山スタジオで行われた。

　フジテレビの同時間帯のドラマ「スクール！！」と同日の制作発表。ＴＢＳ関係者は「１１月からこの日と決めていた。フジテレビさんがぶつけてきたのでは」と話したが、草なぎは「同じクールのドラマ。冬で寒いけれど、体調を崩さずお互い頑張りたいです。さみしいことが多い世の中ですが、幸せや元気を振りまけたらいいですね」とエールを送った。

　ヒロイン役で１１年ぶりの連ドラ出演となる今井美樹（４７）は、公の場に登場するのは２００７年６月の映画「象の背中」の製作発表以来。「若い青年とのラブストーリーと聞いて、最初は自分の引き出しは枯渇していると思った。でも萌奈美（今井の役名）はピュアな祐（たすく＝草なぎの役名）さんと出会い、いつの間にか抱えていた妻、母としての重しに気付く。年齢的なリアリティーを感じながら、ほのかな恋心も味わわせていただいています」と純愛を演じることを語った。

　ドラマには韓国女優チェ・ジウ（３５）も友情出演。雪、登場人物が記憶を失う設定、草なぎのマフラーなど、チェの代表作「冬のソナタ」と共通点も多く、草なぎは「このドラマも意識しているところがある。気持ち的にも盛り上がりました。日本と韓国の懸け橋になれたらいいな、と常に思っています」と喜んだ。

　主題歌は山下達郎（５７）の新曲「愛してるって言えなくたって」に決定した。ドラマのストーリーを聞いて山下が書き下ろしたロマンチックなバラード。草なぎは「誰もが持っている優しい心に触れてくるような声」、今井も「ビロードのような声。キャンドルのともしびが揺れているような温かさを感じる」とほれぼれしていた。