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【大相撲】かど番 日馬富士3連勝2011年1月12日 紙面から
◇初場所<3日目>(11日・両国国技館)横綱、大関陣が今場所初めて安泰。大関陣はかど番の日馬富士(26)=伊勢ケ浜=が小結鶴竜を寄り切り、3戦全勝。琴欧洲は豊ノ島を寄り切り、栃ノ心を上手投げで下した魁皇、嘉風を寄り切った把瑠都とともに2勝1敗。 6連覇を狙う横綱白鵬は安美錦を左上手出し投げで退け、初日から3連勝とした。全勝は白鵬、日馬富士のほか、関脇琴奨菊、平幕の徳瀬川、若の里、栃乃洋の6人。ホープ同士の一番は関脇稀勢の里が小結栃煌山を突き出し、2勝目を挙げた。 かど番の日馬富士が大関陣で唯一初日から勝ちっ放し。 くせ者の鶴竜に対し、日馬富士は右の前まわしを取って頭をつけた。この万全な体勢になったところでグイグイ前に出た。絶妙なタイミングといっていいだろう。日馬富士は、前に出た理由を「相手がまわしをつかんでいなかった。僕は十分だからね」と滑らかな口調で説明する。 3連勝。好調な要因を聞かれ、日馬富士は「よく体が動いているんじゃないか」と言った。九州場所は右足首を痛めて途中休場した。今場所、大関13場所目で初めて迎えたかど番。負け越せば大関から陥落する。それでもあえて12月中旬、モンゴルへ向かった。「向こうにはいい先生がいるから」というのも理由だが、それだけではない。第一子誕生と重なった。日馬富士がモンゴル滞在中に、いいなずけのムンフジャラガル・バトールさんが、長女を出産した。この日も日馬富士は娘の写真をバッグにしのばせて場所入り。「家族の幸せを感じるし、土俵に上がれることはもっと幸せだよ」 日馬富士は先月31日に日本へ戻って、やっとけいこを始めた。約1カ月半ぶりのけいこだったが、気持ちの充実がけいこ不足を補った。放駒理事長(元大関魁傑)は「きょうの相撲はよかった。けがを心配をしたけど、大したことはないみたい。日馬富士らしい相撲をとっていた」と話した。 「自分は、全身全霊を傾けて相撲をとっている。痛みを感じる余裕はない」と日馬富士はきっぱり。優勝争いを面白くさせるのは、この男かもしれない。 (近藤昭和) PR情報
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