春日部市の庄和地域支え合い事業の自転車タクシーの愛称が「ふれあい号」に決まった。9日、ふれあい茶屋「しょうわ」で、愛称を考えてくれた樋口昂輝くん(5)に表彰状と記念品が贈呈された。昂輝くんと母親の真穂さんは石川良三市長が運転する自転車タクシーに乗り、商店街をさっそうと走っていた。自転車タクシーを試乗した昂輝くんは「楽しかった。また乗りたい」と笑顔で話していた。
庄和商工会が行う庄和地域支え合い事業の一つに、買い物に支援が必要な地域住民(高齢者・子育て中の親子など)のための自転車タクシー(補助動力付き軽車両)がある。この自転車タクシーを知ってもらおうと愛称を募集し、応募総数75点の中から昂輝くんが考えた「ふれあい号」が優秀作品賞に選ばれ、自転車タクシーの車体にペイントされた。
真穂さんは「優秀作品に選ばれたと聞いてびっくりしました。自転車タクシーに試乗しましたが、振動が少なく乗り心地が良かったです。この自転車タクシーが市民の足として活躍してくれたらいいですね」と話していた。
同事業は買い物代行、窓ふき、庭の草むしりなど、地域に住む高齢者などのちょっとした困りごとに、元気な高齢者などのサポーターが有償(地域商品券)で支援するもの。これにより@高齢者らの生活支援A元気な高齢者の介護予防B地域経済振興の一石三鳥の効果が期待されている。
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