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漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る人物からランドセルなどの寄付が相次ぐ中、同漫画の版元である大手出版社「講談社」に、全国の書店から1000件を超えるコミック本の注文が殺到している。また、12日も「星飛雄馬」「山下清」など“新キャラ”を含めて100件以上の寄付が相次ぎ、昨年12月25日から寄付は300件に到達、全47都道府県を制覇した。贈られたランドセルは350個以上、現金も1000万円超となった。
日本列島をジャックする「タイガーマスク運動」は、原作漫画への注目度を高める現象も、同時に生んでいた。
講談社によると、いわゆる「タイガーマスク運動」が話題になってから12日までの約1週間で、全国各地の書店から「タイガーマスク」(講談社漫画文庫1~7巻)「タイガーマスク二世」(同1~2巻)の注文が1000件以上も殺到している。現状では同社の倉庫にある在庫で対応出来る冊数だが、3000件を超えてくると重版をかけなくてはならない。旧作漫画の売れ行きとしては、極めて異例の勢いを見せているという。
2001年の刊行を最後に、10年近く絶版状態となっていた「タイガーマスク」シリーズだが、10年秋に復刊。十分な在庫があったはずだが、ここ数日間で首都圏では売り切れ店が続出。既に、東京・丸の内の丸善本店、同・新宿の紀伊国屋書店新宿南店など超大型店舗でも品切れ状態になっている。
漫画「タイガーマスク」は梶原一騎氏が原作、辻なおき氏が作画を担当。1968年から71年にかけ「ぼくら」「週刊ぼくらマガジン」「週刊少年マガジン」で連載され、人気を集めた。主人公「伊達直人」が児童養護施設出身のプロレスラーで、施設の子どもたちを支援するという設定だったことが、今回の現象につながった。
講談社の担当者は「映画化などのタイミングではなく、美談によって本の売れ行きが動くことは、過去に記憶がありません。たいへんうれしい」と、思わぬ展開にホクホクの様子。そして「過去の優れた漫画が再び注目を集めるきっかけになってくれれば、ありがたいです」と期待を寄せている。
(2011年1月13日06時02分 スポーツ報知)
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