98年の離婚以来、子育てに仕事に頑張ってきた仁科が、女の幸せをつかんだ。Aさんとの出会いは昨年初め。サンケイスポーツの取材に応じた仁科によると、ライフワークの子宮頸がん予防活動で懇意にする医師の紹介で知り合った。1メートル80を超える長身のスポーツマンで、大手代理店の室長を務める幹部社員だった。
「代理店と聞くと華やかなイメージがありますが、そうではなく、実直で誠実なサラリーマンという感じでした」。歌舞伎俳優、岩井半四郎(83)の次女として生まれ、前夫も俳優(68)、2人の子供もデビューした芸能一家に身を置く仁科にとって、Aさんは新鮮だった。
食事に出かけたり、一緒にゴルフをするなどして愛を育み、昨年8月にプロポーズを受けた。「お盆の時期で、彼から『父の墓の隣の隣が空いているんだけど、買ってもいいかな』と言われて。甘いプロポーズではなかったですが、残りの人生いい形で助け合い、励まし合っていけたらいいなと思い、快諾しました」と振り返った。
Aさんは、仁科が行う講演など子宮頸がん予防啓発活動についても応援しており、「素晴らしいと言ってくれました。ただ、無理はしないようにと優しい言葉もかけていただいています」。
再婚は長男の克基も長女のタレント、仁科仁美(26)も大賛成で、「克基は彼のことを『教頭先生といるみたい』と言いながらも打ち解けて、下の名前で呼んでもらっています。仁美は『もてそうだよ』と心配しながらも喜んでくれました」と明かした。
「(入籍する)遠くない将来を考えて」昨年暮れから同居生活をスタートさせ、大みそかは仁美が、元日には克基夫妻が訪れた。また、仁美と、Aさんの一人息子(24)が近所で一人暮らしを始めており、「仁美は『お米がなくなった』って家に来るし、息子さんも『洗濯お願いします』って来てくれる。すごく居心地がよく、穏やかに生活しています」と笑顔が弾けた。仁科は、何年も前から本当の家族だったような幸せな毎日を送っている。