飛ばすぞ!
求める客はどんな客?
お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、最近、記事の方針を変えています。理由については文末にある「続きを読む」に書きましたが、過激な提言系記事は「ですます調」で書いていきますので、今までのボンペイブログとは違う読み方をしていただければ幸いです。


現在の日本は明らかな「需要不足」であり、これが不景気を長引かせています。需要不足下にあって大切なのは、ロイヤルカスタマーをいかに増やすか。商品やサービスに対して高い忠誠度を保つ顧客は離反しないため、継続的な利益を与えてくれます……などと、経営の教科書には書いてあるのでしょうか。

ロイヤルカスタマーとは、直訳すれば忠誠心の高い客。日本的に言えば、上得意客でしょうか。継続して商品を購入し、浮気せず、サービスの良さ悪さを指摘してくれて、気に入れば他の客を連れてきてくれる。商売をやっている方からすれば、こんなに嬉しい話はありません。利益だけでなく、その後の経営改善の指標までいただけるわけですから、本当にありがたい。真の意味で、優良顧客です。こういった客のいない会社は不幸、というより、必ず淘汰されます。

ここで考えねばならないのは、会社によって、求める客の形は違うという点。

◆テーマパークの求める客
年間を通じて楽しんでくれる。その喜びを周辺の人へ語ってくれる。品質に厳しい視線を持つ。全体を楽しませるために障害となる不備や失敗を指摘してくれる

◆喫茶店の求める客
なんだかんだで毎日来てくれる。店が暇な時は長時間読書でもしつつ、忙しくなってくれば帰ってくれる。コーヒーの品質が変わった時、指摘してくれる

◆昔ながらの定食屋の求める客
さっさと食べて、さっさと帰ってくれる。味はレストランに勝てないと知ってるが、変わらぬ量と価格に価値を置いてくれる。細かい不備はある程度見逃してくれる

単純なイメージだけで書いていますが、求める客は、業界どころか個店単位で異なるという点は伝わるかと思います。テーマパークなんてまさにカムカムエブリバディなはずですけど、必ず、コアとなるゲストを想定している。ディズニーランドだったら、賛否両論ありつつも決してやめない年間パスポート客ですね。

「私の店はどんな客に来てほしいのか」という明確な形。それこそが「優良顧客」であり、求める客であるはずです。単純に金を落とすだけなら、優良でもなんでもない。だって、そんな人だけだったら金の切れ目が縁の切れ目になっちゃいますから。

これを盛大にやらかしたのが、地方の第三セクター系テーマパークでしょう。家族連れ、カップル、観光客など、誰でも良かった。結果として総花的なイベントしか打てず、特徴のない運営となり、客は消えました。「求める客=客なら誰でもよい」「リピートさえすれば誰でも優良顧客」という会社は、リピートする理由にも気づけず、必ず衰退します。

来てほしい客が明確ならば、提供するサービスの方向性も明確になります。サービスの方向性が明確になれば、それは店の個性となる。「うちはこういう客を優良だと考えています」と言えるかどうかがポイント。

逆に、求める客の形を想像できない人は、どうしても前述の「単純に金を落とすだけの客」と考えがちです。これは非常に困ったもので、楽に金を稼げると、経営者の感覚を麻痺させます。簡単に儲けられる蜜の味を知ってしまったら、未来の客を確保するための努力は、耐えがたい苦労になりますから。4号機時代のスロットなど、まさにこんな状況ではなかったでしょうか。

さて、パチンコ業界の求める客って、どんな客ですかね。私の経験上、多くのホール企業は「回りに迷惑をかけないなら、どんな客でもいいよ」という形のように感じます。メーカーも同様で、「打ってくれるなら誰でもいい」というのが現状でしょう。当初の企画書には明確な想定客を記していたはずなのに、2年に及ぶ開発期間を経ると、誰でも良くなる。SISの数字さえ上がれば、想定客が打たなくても構わないとなる。

品質の劣化を指摘してくれるおばちゃんや、出玉さえあれば細かい欠点は見逃してくれる爺さんなど、明確に、来てほしい客を定義しているホールは、どれくらいあるのでしょうか。

「何を言うか! うちは常連を大切にしている!」
と怒るホールさんも多いでしょうか。ならばなぜ、年間を通じて新台ばかりを前面に押し出すのでしょうか。打つ人の絶対数は旧台の方が多いのに、なぜ新台客ばかりを優遇するのか分かりません。

「海物語にも力を入れている!」
ならばなぜ、古い海物語を打つおじさんおばさんが沢山いるのに、それを捨てて新しい海物語を買うのでしょうか。次の海へ差し替えることは、ファンに対してではなく、機械に対して力を入れているだけだと感じてしまいます。

「新台入替は最大のコンテンツだ!」
ならばなぜ、新装は出るという幻想を抱く客に対して、10年前の3倍もの粗利で抜きまくるのでしょうか。3倍の価格に見合う価値を提供できているのでしょうか。

「機械代が高いから抜くのは仕方ない!」
仕方なくても客の懐は痛み、ファンは減ります。では、昨年買った機械の中で「無駄な機械」はどれくらいあるのでしょうか。その一台の稼働しないスロットは、本当に新台で買わねばならなかったのでしょうか。

このような現状を見てしまうと、どうしても一つの結論に行き着きます。ホールの求める客とは、品質の劣化を指摘してくれるおばちゃんではなく、渋釘でも黙って打つ人なのではありませんか。そう、前回指摘した「共有地の悲劇」です。

業界全体が「渋釘でも打つ新装好き」の財布から吐き出される現金をアテにしたことにより、彼らは退場を余儀なくされました。彼らはもう戻ってきません。大好きだったパチンコから裏切られた彼らの心情はいかばかりか。

それでも「うちの店は、ひたすら金を使う人を優良顧客と定義する」と決めているならまだいいでしょう。問題なのは、何も考えずやっているホールです。来て欲しい客を決めずに、SISの結果を見ながら、なんだ他のホールも抜いてるじゃないかと安心する。機械代の高さゆえに仕方ないと結論を一本に絞り、釘を閉めきる。

メーカーも一緒ですね。営業サイドは、ひたすら金を使うホールだけを「私達の求める客」と定義しているように感じます。ホールが「渋釘でも打つ新装好き」の財布を収奪したように、ホールの財布をトロール漁船のように根こそぎ収奪していないでしょうか。


求める客の基準を設定しないホールは、惰性で渋釘を続ける可能性が高い。これは明確に、新装に対する幻想を破壊しました。

新装開店に対する期待感とは、メーカーもホールも一体となって死守せねばならない大富源でした。なのに業界はここ10年、マグロの乱獲よろしく、徹底的に収奪してしまったのです。収奪したのは金だけでなく、期待感、幻想も含まれます。金は釘を開ければ還元できますけど、壊れた幻想は釘を開けても、ちょっとやそっとじゃ戻りません。

自社が守るべき客の形を定義せず、新装という固定化された漁場に頼ったツケがドカンと来ています。「どんな人でもいい」は、定義にならないんですね。それは結局、黙って渋釘に座る人を「おいしいw」と馬鹿にしてるに過ぎないのです。

想定顧客の内容を客へ告げる必要はないでしょう。これは事業の根幹、基本コンセプトですから。しかし、経営者は明確に意図せねばなりません。自社の利益を握るのはお客様。未来の利益を握るのもお客様。未来を共に作る相手を想定する時、「数さえいれば誰でもいい」では、経営とは言えませんよね。

感謝してると言いながら釘を閉める。本当は出したいんだよ仕方ないんだよと言いながら値上げする。1万2万と負け続ける金額に見合う価値は、綺麗な液晶と接客だけ? パチンコってそういう娯楽でしたっけ?

メーカーが悪い、ホールが悪いと互いを罵るのも結構ですけど、誰のためにやっているのか、外からは全く分かりません。相手が悪いんだから自分は何もやる必要はないと、まるで「やらない理由探し」をしているかのようです。

「ファンの皆様、悪いのは●●でした! さあ、パチンコに戻ってきて下さい!」と結論を出した時、誰がそんな言葉に耳を傾けるのか。「お前らの魂胆は見えたんだよ。求める客ってのは、黙って金を落とすだけの客なんだろ?」と、唾を吐かれて終わりではないでしょうか。

1.求める客とはどんな客か
2.求める客を増やすために、必要な幻想は何か
3.その幻想を構築する手法何か、費用はどれくらいかかるか
4.幻想を簡単に殺す手法は何か

自社の未来にとって必要な客とは何かを定義し、それを守り育て増やすために必要な幻想を考える。幻想を実現する手法と費用を算出し、一方で幻想を破壊する手法も考えておき、これを回避する。

売るだけ、抜くだけでは、ただの乱獲です。互いに「そうせねばならない理由」はあるでしょうけれど、現実問題として、客の財布には限度があります。当たり前ですよね。当たり前だから、みんな知っている。

それを知ってなお、同じ行動をとり続けている。もしくは、このままじゃダメだと叫ぶことで、自分を正義の側へ置こうとする。こんな状態では近い将来、絶滅した「渋釘でも打つ新装好き」を夢見て、閑散とした店舗、動かない工場を散歩するだけの毎日が待っているでしょう。

前回の記事にも書いたように、もう「渋釘でも打つ新装好き」は絶滅しつつあります。自店にとって必要なお客様の形、今こそ考えてみませんか。そしてもう一歩踏み込んで、業界にとって必要なお客様の形も、考えてほしいなと思います。

ども。あけましておめでとうございます。最後までお読みいただきありがとうございました。

2年ほど前から、うちのブログは徐々に、大きく、変わりました。パチンコへの提言系を減らし、アニメや政治ネタを増やしました。博物館に関与していたからというのもありますけど、ホールさんや開発さんとお会いする機会が増え、それぞれの立場での「仕方ない」を聞いてしまったんですね。

2010年は、アニメにはまったこともあり、子供じみたガムシャラな情熱を取り戻したくなったんです。初代e-pachinkoや、imaru.netの書き込みのような、「何を書くか分からない危なっかしさ」こそボンペイ吉田なんじゃないかと。

そもそも、常識的・経験者・大人というのは業界的に満席ですしね。そんなところで勝負はできないという、弱者ゆえのニッチブランディング意識もあります。うちはマルハンじゃない。小さくても強い、駅前の●●会館みたいなのを目指すしかない(もちろん床は木だ)。

右へ傾き、左へ揺れ、前へつんのめり、尻もちもつく。そんなことを繰り返しながら、進んでいきたいと思います。

業界 / comments(24) / 15:00 / ボンペイ吉田
Comment
新年あけましておめでとうございます。毎回拝見させて頂いてます。私はポンペイさんを応援してますよ〜。頑張れ〜。
from. リケルメ / 2011/01/01 3:52 PM
明けましておめでとうございます。
今年こそお会い出来るよう、祈っております(笑)

新年さっそく読み応えある記事でした。僕はアリだと思います。本音で語ることの出来る人間が少ない昨今、仰る通り飾り立てた言葉では伝わらない本質もあるのではないかと。

語る内容の是非の判断は各々の受け取り手に任せるとしてさておき、その物事の本質の言葉・包み隠さず本音語る姿勢こそ、機械スペック然り、機械販売・ホール営業方法然り、今回の記事で触れられた常連さん大切・海に力〜などの謳い文句に至るまでの、この業界の構成要素すべてに今欠けている本当の意味での信頼というモノなのでは無いでしょうか。
勿論、ホール営業に限らず、社会の中では建前という幻想が必要なのは重々承知の上での素人意見でしたw
from. kin / 2011/01/01 3:58 PM
『おいしい』という単語にこだわり過ぎなような…。
どうしても良い印象で捉えられないです。

『ありがたい』に置き換えれば意味合いは同じ感じで
印象が違う気がします。
from. ぷこ / 2011/01/01 4:28 PM
それでも言葉狩りをする人は出てくるよ。

from. カチョー / 2011/01/01 4:40 PM
おいしいマグロの話と思って最後まで見てシマッタw

こんな話だったらボンペイを囲む新年会でも開いてくれたら30時間ぐらい付き合えるような気がヌル。
from. メタ凡 / 2011/01/01 4:52 PM
あえて反感を覚える用語を使い目を眩ませ読解力を要求する手法は、うちの教授がよく使っていました(o^−^o)
from. 坂の上のポニョ / 2011/01/01 5:00 PM
実際に客を金としか見てない店ほどこの記事に腹が立つでしょうね!!図星刺されて悔しいけど自分が駄目管理者とは認めたくない!!w
from. NANA祭 / 2011/01/01 5:13 PM
ビジネスが成り立つには、ステークホルダーstakeholderが必要ということは、誰にとっても間違いなく常識。
しかし、ステークホルダーを「おいしい客」だとボンペイさんはすんなり使っているが、個人的に定義した言葉で一般用語ではない。前回は共有地の悲劇という例示で語る貴重な財産で、渋釘でも打ってくれる客だと定義した。今回は条件を詳述して、事業者毎に定義すべき想定顧客と示した。
この「おいしい客」定義が周りの価値観と一致しない為に、過剰にも思える反応が出ているのだと思う。著述者が責任を持って使う範囲で、他人が感情的に反発だけで貶せるものではないと思うが、お互いの常識を擦り合わせる作業が必要なほどの解離がある印象。
from. 養分 / 2011/01/01 5:29 PM
小馬鹿にされている!と激高する様な人はとっくに足を洗ってますよね・・・

前回にも出ていますが、未だにパチンコ打ってる人は
裕福な物好きか・・・依存症
from. 通行人 / 2011/01/01 6:34 PM
明けましておめでとうございます。

 個人のブログなのに、難儀ですね。
他人様のブログなんだから、共感出来なければ、読まない。
それで、良いかと。
お金取ってたら、また違ってくるんでしょうが。
影響力が有るブログだから配慮しろと考えてるなら、私なら大きなお世話だなあ。
 自分と違う考えの人が居る。
自分と違う人なのだから、至極当然であり、
その場合は全体を通して大局を見るべきかと。
揚げ足取りでは、自身の成長に繋がらないかと。

 あ、自店舗のターゲットとしている客層を
理解していない、もしくは設定していない店舗って多いような気がします。
何となく「店舗」って感じの無個性な所が多い。
from. にょろ / 2011/01/01 9:25 PM
ボンペイさんは、自分がぱちんこを打つ時、回りの人の出玉って見ます??
回りが出ていて、自分の台のスタートが回らないとどう感じます??
逆の場合はどうですか?自分は回っているけど、回りは出ていない。

そんな時はどう思うのかとても気になります。

店全体を見てその店を評価するのか?
自分の結果を見てその店を評価するのか?

お客は、前者の評価をする人がほとんどだと思い込んでいるので、真の「おいしい客」を絞れないでいるのかもしれませんね。

あっ!あくまでホール側はですよ。
まぁメーカー側も似たような事が言えるかもしれませんが・・・。



from. マイケル・スコフィールド / 2011/01/01 9:38 PM
あけおめっす

ことさら「おいしい」という表現を使わなくても、同じことは言えると思うんだけど、ムキになってないですか?

意図する所は明瞭なんで、僕は気にしないけど、感情論に付き合うこともないかと
from. 平沢パチオ / 2011/01/01 10:31 PM
 テーマパークも喫茶店も定食屋も常連客、リピーターの話でしょ。業態異なるんだから客も異なるよね。だからさパチンコ屋の常連客は渋釘なら打たないって。そりゃボーダー少々下回ってても普通に打っちゃうよ。プロじゃないんだからさ。それなりに遊べりゃいいんだし。

 おいしい客って言ったらひたすら金を使う人のことでしょ普通。テーマパークも喫茶店も定食屋も常連さん指しておいしい客って言わないよ。金稼ぐことが至上命題とはいえ、さすがに敬意を払うよ。んでそれを貴重な財産だって言ってたじゃない。いまさら実は常連さんのことですって。なら最初から常連さんって言いなさいよって話でさ。反論多いからって論点ずらさなくてもいいじゃない。

 来てほしい客の定義の話になっちゃってるけどさ。新台イベント乱発してんのは今の常連客ベースじゃ利益足らないのと機歴でどうしようもないから苦し紛れにやってるだけでしょ。店には無理だからメーカにチャレンジマシンで次代のおいしい客の育成を何とかしようよっていうのが以前のエントリだったんじゃない? 客層を明確化しないと次代の客も育成できないよとかいう話なら後付けすぎるからそれはないと思うけど。

 需要を減らしたのは業界に大きな責任があるっつうのはわかるけど、供給過多も大きな要因の一つだよね。店も多いし新台リリースも多い。今の三分の一位でいいんじゃないとか思うよ感覚的に。いずれにせよ人口減や趣味の多様化とかの外的要因でも需要が減少してる側面もあるからさ。そのミスマッチが解消されるまで部外者はのんびり遊びますよ。その前にメーカも店も体力不足で無くなっちゃってたら残念。まあそれが「互いに「そうせねばならない理由」」なんだろうけどね。

 蛇足だけどさ。こんなんじゃダメだと叫ぶだけで自分を正義の側に置こうとしているのはあなたもそうじゃない。メーカから無償で得た情報を店へ売却して利益を得ているでしょ。情報を加工するという手間賃はあるだろうけどさ。メーカから情報購入してるわけじゃないでしょ。レポート購入した費用の分、店は利益抜いてるんだよね客から。店の純利益や上役のポケットマネーで賄われてるんなら文句の筋合いは全くなくてうるせえバカって話だけど。別にあなたが正義である必要はないし、あなた以外の業界人もそう。結局のところ非合法ギャンブルの業界なんだしさ。合法化させたくないんだよね。物議を醸し出す表現だと思うので、香ばしくなってきたら表現改めた方がいいかもしんないよ。
from. 思いつき5527 / 2011/01/01 10:52 PM
あけまして

おめでとう御座います

いつも楽しくボンぺイさんの

ブログを拝見させて頂いております


最近の店長は

頭が良くて ホント

釘を開けれないんですよ

ほんのちょっと、昔は

勢い で仕事してましたから

勢い で釘を

叩いていましたよ


これからも

影ながら応援しております

この業界を少しでも

良くして行きたいです
from. ぶ〜 / 2011/01/01 11:24 PM
あけましておめでとうございます。今回のエントリーと関連エントリーを読んで、ちょっと思ったことがあります。吉田さんの主旨とはちょっと違うと思いますが、一ファンの思いとして書かせていただきます。

まず、僕個人としては「おいしい客」という言葉に対してなんの憤りも違和感も感じません。ファンも人それぞれということでしょうか。で、本題ですが、僕は現状のパチンコの落ち込みの元凶はファンだと思っています。まさに「おいしい客」がホールを無能にし、メーカーを破滅へと駆り立てたのだと思います。「おいしい客」もしくはあえて批判されるような言葉を書きますが「馬鹿な客」さえいなければ、ホールは新台に予算をかけることはしないでしょう。無意味なサービスも、無駄な広告宣伝費も使う必要がなくなるでしょう。メーカーだってホールが買わなければ現状のように膨れ上がることもなかったでしょう。どう考えても現状を招いたのは「客」です。

ホール、メーカー、ユーザー(客)の話になると、やれホールが悪い、メーカーが悪いという話になりますが、ちょっと待てと言いたい。文句を言ってるお前は悪くないのかと。
今政治がひどいことになってますが、悪いのは民主党でしょうか。野党でしょうか。民主党を選んだ国民は悪くないのでしょうか。日本は独裁国家ではありません。民主主義の国です。国が方向を誤ったとしたら、政治家が悪いのではなく、その政治家を選んだ国民が悪いのです。もちろん悪いから批判をしてはいけないと言ってるのではありません。反省することなしに責任を他者にに押し付けても何も変わらないということです。
パチンコなんて所詮娯楽の一つです。国民が義務で打たなければならないものではありません。嫌なら打たなければいいだけの話。客とはそういう強い立場であるはずなんです。強い立場の人が動けば波が起こる。そう思います。

当たり前のことをえらそうに書いてしまいすみません。最後に、吉田さんはメーカーの人でもホールの人でもありませんよね。ユーザー批判はそういう立場の人しかできないことでもあるので、そういった切り口も見てみたいと思った次第です。

新年早々長々と失礼しました。今年も面白い記事、意見を楽しみにしていますので、よろしくお願いします。
from. alp / 2011/01/02 2:35 AM
「おいしい客」っていう言葉と「CR餃子の王将」と「面白いパチンコを打つこと」を絡めた記事を見てみたい。

なんで、
仲良くできたことが宝物だと思えるような人との関わりを捨ててまで
「おいしい客」っていう表現にこだわるんだろう。
こういう記事見てると、
減るのは一般人目線寄りの人、
増えるのはホール関係者や機械開発・選定者などの業界の中の人、
って感じがします。
from. herc / 2011/01/02 2:43 AM
客が悪いなんてありえない。
新商品を求める客がバカなんてありえない。

客が新台を求めるなら、それを用意するのもホールの仕事のひとつでしょ。客は、ホールに目当ての新台がなきゃ他所に行くだけだ。ホールはその機会損失が大きいと考えるから、抱き合わせに付き合わされようがなにをしようが、新台を購入しているだけでしょ。でも、その行為は客には関係のないことなのに、新台購入のツケを客から「露骨」に掠めているから問題なんだよ。

新台から全力回収してりゃ、客がいなくなるのは当たり前。回らない液晶画面を見て、その台の面白さが分かる客なんかいない。そんな体験させられた客は、1度打ったらお腹いっぱいだ。

機歴や抱きが問題だと考えるなら、ホールがそれを解消すればいいんだよ。でも、メーカーはホールにそんなことできる訳ないと見抜いているから調子に乗るし、ホールも結局、メーカーへのお布施は客から巻き上げる。

客の目線で言わせてもらえば、餃子にしろ、デジテンにしろ、メーカーはそれなりに遊べそうな台を出していると感じているよ。でも、それを殺しているのはホールでしょ。
これでホールが悪くないなんてありえない話だし、ホールの人間のblogを見るとヘドが出るんだよね。機歴とか抱き合わせの話とか書いているのを見るとさ。そう書くことで、自分たちは悪くない!と主張しているつもりなんだろうけど、客はホールとしか付き合わないんだから、メーカーとホールの関係は言い訳に使わないで欲しい。

そんなホールの一連の行為を見ると、ホールは客のことをバカにしているんだろうと安易に想像できてしまうよ。
from. 釣り船幕之内 / 2011/01/02 4:19 AM
もう落ちる所まで落ちれば良いと思うよ
from. 774 / 2011/01/02 8:11 AM
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

新年早々楽しそうですね。
言いたい事は山ほどあるんですが
今日は自粛しときます。

まだ生き残ってることをお知らせしたくて
レスしてみました(笑)
from. Mけん / 2011/01/02 8:42 AM
ぱちんこ業界を取り巻く環境が激変し、価値観の転換(パラダイム・シフト)が起こっていることに業界人は早く気付いて、自ら意識を変えねば生き残れないんだよ、と「おいしい客」の中身が変わる表現で伝えたかったのかな?

それは業界人なら何となく分かっていて、厳しい現実を肌で感じているだけに、文字にしてハッキリ説明されるから余計に気に障って過剰な反応が出ているのかも?ボンペイさんが伝えたい内容は、ちゃんと業界人に理解されていると思う。
ただ、解決策までは誰の話を聴いても分からないから、不安でどうしようもないのかもしれない。
from. 養分 / 2011/01/02 11:51 AM
新年明けましておめでとうございます。

敢えて、連投した記事にボンペイ様のプロ意識が見えました。

ところで、私はメーカー開発サイドの人間ですが、こういった提言を記事にして頂くことで、ファンの皆様やホールの方々の正直な意見を聞くことが出来ます。
私自身はボンペイ様にそういったファン・ホール・メーカーを繋ぐ役割を期待しています。まさに、朝生の田原さんのような「仕切り」を期待しているのです。

今年も陰ながら、応援しております。
from. yutan / 2011/01/02 1:11 PM
 追記みたよ。設定してきた可能性が高いとか表現ぼかしちゃってさ、「貴重な財産です」って言い切ったのあなたじゃないのとか、店には無理ですよねって言いながら、「各ホール、各メーカーが・・・」って、そりゃ店もやらないよりやった方がいいけどさ、きれいにまとまってないじゃん後付けじゃん、チャレンジマシンのくだりはどうなったの、とか思ったのは俺だけですかそうですか。
from. 思いつき5527 / 2011/01/02 2:23 PM
価値を提供するって考え方が欠落している時点で失格。
基本が抜けています。
from. F.ライセンサー / 2011/01/02 3:43 PM
ボンペイさん、
あげあし取りの批評家の皆さんに対して、コメント必要ないですよ。
コメントに対して、また批評するのがオチですから。
相手をしないのが得策。

提言に対する真摯な批判・意見にのみ、コメントよろしく♪
from. yutan / 2011/01/02 6:12 PM







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