海保、高性能巡視船開発へ 東アジアの緊張に対応海上保安庁は、波が高くても航行でき夜間でも船舶の捜索や監視が可能な高性能の千トン級巡視船の開発に2011年度から着手する。中国漁船衝突事件などをきっかけに東アジア海域で緊張が高まっていることに対応、警戒・監視態勢を強化するのが狙い。14年度に4隻の導入を目指す。 現在38隻を保有する従来型の千トン級巡視船は全長が約80メートルで波高が6メートルを超えると航行できないが、新たに開発する巡視船は約90メートルに大型化し8メートル程度まで耐えられる仕様とする。赤外線を使い夜間でも周辺の船を探索できる装置も配備、航行と監視両面の機能を向上させる。 【共同通信】
|