事業仕分け:蓮舫担当相と民間仕分け人 漁業めぐりバトル

2010年11月17日 23時10分 更新:11月19日 17時44分

 17日の事業仕分けで、蓮舫行政刷新担当相と民間仕分け人が激論を交わす場面があった。

 漁業現場での長期研修などを行う「漁業担い手確保・育成対策事業」に対し、仕分け人の石渡進介弁護士が「需要がないところに無理やり国のお金で(漁業者を)作るのでなく、効率よく稼げる水産業を作るべきだ」と批判。蓮舫氏は「生産性が高いところだけ国が支援すれば格差が生まれる」と反論した。

 これに、別の仕分け人の階(しな)猛衆院議員も「弁護士も仕事があるか分からないのに、毎年3000人(司法試験の)合格者を出す、と国が罪作りなことを行っている」と参戦した。だが、蓮舫氏は「漁業従事者を増やすのは、民主党政権が明確に掲げた政策目標。事業仕分けで問うのは(目標の是非でなく)、手段としてどうなのかということ」と述べ、議論を打ち切った。【三沢耕平】

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