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「だまされて来日」個室マッサージ店の韓国女性を人身取引被害者と認定 脱北者の経営者逮捕
このニュースのトピックス:脅迫・強要
短期滞在ビザで来日した韓国籍の女性4人を風俗店で働かせたとして、警視庁保安課は入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、脱北者で韓国籍、東京都台東区上野の個室マッサージ店「ハッピータイム」経営者、高弘蓮被告(54)=風営法違反の罪で起訴=を再逮捕した。
同課によると、従業員の女性(23)は入管難民法違反容疑で逮捕されたが、その後の調べで高容疑者にだまされて来日。日本で性的サービスの仕事を強要された人身取引の被害者と認定され、釈放された上、帰国した。
女性は昨年11月ごろ、求人サイトを通じて出会った高容疑者の長女(29)から「東京で美顔マッサージの仕事がある。客は女性で心配いらない」などと誘われ、往復航空券を渡され来日。しかし、実際は性的マッサージの仕事だったため、帰国しようとしたが、高容疑者から帰りの航空券を取り上げられるなどして無報酬で働かされるようになったという。
同課は高容疑者の長女も事件にかかわっていたとみて行方を追っている。
同課によると、平成21年、全国で人身取引は計28件あったという。