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【民主議員総会速報】(2)斎藤衆院議員「マニフェスト見直しなら信を問うべき」

産経新聞 1月12日(水)15時58分配信

 中野会長「続いて、岡田幹事長から」

 岡田克也幹事長「あけましておめでとうございます。明日の定期大会に提案させていただく大会議案について、今後の通常国会運営についても意見をいただければと思う」

 「まずお願いだ。2月6日に愛知県知事選と名古屋市長選がある。愛知県知事選は御園(慎一郎)さん、名古屋市長選は先日まで同僚だった石田(芳弘)さんが推薦候補だ。大変厳しい戦いだが、党として全力を挙げて支援を行っている。愛知県連の皆さんにも日々戦いをしていただいている。皆さんも2月6日に向けて、すべての皆さんが少なくとも一日は愛知県入りするようお願いする。選対からも皆さんの問い合わせがあれば、申しあげたい。愛知県に行っていただければありがたい」

 「2月6日の先にあるのが統一地方選だ。現時点で非常に厳しい見通しだが、しっかりと実績を出して党内基盤を固めなければならない。全力を挙げて戦いたい」

 「大会議案だが、今年度の活動方針案、党の決算、予算は昨年にお届けした。17時から全国幹事長会議もある。いま、意見が出ると正直困ってしまうが、お読みいただいて。何か質問があれば答えたい」

 「今、代表、総理の話があった。今年こそは政権交代してよかったと思っていただくだけの実績を出さないといけない。通常国会が目前だが、来るべき通常国会では国民生活に深くかかわる予算の年度内成立に全力を挙げなければならない。強力な政府を作り、国会に臨む」

 「私から4点、幹事長の立場で申しあげたい。前国会の反省に立つわけだが、熟議の国会を実現するために、与野党で協議しなければならない。たとえば、両院協議会のあり方と、問責決議の位置づけについて、どちらも与党野党になりうるという前提で、われわれも、野党の時には厳しく追及したこともあるが、国会がしっかりと国民の目からみても議論が行われ、決まっていくために知恵を出し合わないといけない。近々、具体的な提案を野党にもしたい」

 「2番目は政治とカネの問題について、信頼回復へ取り組まなければならない。企業団体献金の3年後めどの廃止は既に決めており、法案の作成中だ。さまざまな政治改革にしっかり取り組みたい」

 「3番目は政権政党にふさわしい機構が求められている。そのなかには、党の規約、野党が前提にしたものだ。規約改正とか綱領の作成について、大会後にスタートさせ、夏頃をメドに結論を出したい」

 「最後にマニフェスト(政権公約))がある。マニフェストに基づいて政府で政策を立案して予算計上した。しかし、4年間の衆院任期のほぼ折り返し地点になった。検証する作業が必要だ。そういった組織を作り、マニフェストの検証作業をじっくりと行っていきたい。そういったことを、党レベルで行うことだと説明した」

 「いずれにしても、今年、まさしく正念場の大事な1年。民主党だけではなく日本にとって大事な1年だ。よりよき政治を目指して頑張りたい」

 中野会長「ここで質問や意見を受け付ける」

 (小沢氏支持の議員から発言が相次ぐ。1人目は、1回生の小野塚勝俊衆院議員)

 小野塚氏「幹事長からも熟議の国会という話があった。自信をもってと首相は言ったが、自信を持って臨むためにも国会開会を一日も早く出していただければ」

 横粂勝仁衆院議員(1回)「日本国のリーダーである菅総理に申しあげる。総理、しっかりしてください。日本は大変な危機にある。長引く円高デフレ。少子高齢化。そんななかで、国民が何を求めているか。菅総理が一国のリーダーとして日本をどう引っ張るか。これに尽きる。民主党の内紛を国民は求めていない」

 (横粂氏の発言がたどたどしく、場内から苦笑や「早くやめろ」などの野次が続出した)

 「今の民主党に必要なのは、一つ一つ政策を実現していくこと。日本に何が必要か。長くなって恐縮だが、政権交代の意義を考えていただきたい。国家国民のためだ。今一度気づいていただき、1年生議員に心配されることなく、引っ張っていただくことを期待申しあげたい」

 梶原康弘衆院議員(2回)「開国、開国というが、認識が違うのではないか。鎖国の当時と高度成長。日本が何をやるか。これまでの高度成長は望むべくもない。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)で国のかたちが変わる。農業の問題がある。強い農業さえ作れば何とかなると。アメリカが求めるのは撤廃だと。私は日本が力をつけるためには、郵貯、簡保、金融資産をいかに出すか。郵政改革でも明らかだ。医療の問題、地方の問題。何ら説明も情報もないなかで進めていくのは考え直さないと。開国の真の意味をしっかり議論していただきたい」

 田城郁参院議員(1回)「支援団体(JR総連)で言われていることを報告したい。民主党に求められているのは安心感、安定感だが、今の民主党は不安で不安定だ。政策が立派でも実現する力があるとは思えない。それが逆風になっている。昨日、栃木県連の幹事会があった。31名から思いを聞いた。30名は異口同音に『統一選は勝てる気がしない。内紛はやめよう』と。『首相の念頭の話はあそこまで踏み込むと思わなかった。あそこまで仲間をないがしろにする党なのかと。勝てる気がしない』というものだった。ある県議は『代表戦に菅さんに入れて勝利した。ノーサイドと言ったが、そうなっているか。一体感をアピールすべき』だと発言した」

 「国民生活第一で、国民主導の政治に突き進む姿を見せることだ。熟慮の国会なら熟慮の党内議論、人事をお願いする」

 (「そうだ」との声が上がった)

 京野公子衆院議員(1回)「1つ質問だ。なぜ、総選挙の時に対立したたちあがれ日本に連立の申し出をしたのか。ねじれ国会を乗り切るのは厳しいが、横綱相撲を取ってほしい。なぜ連立を結ぼうとしたのか。どこに視点があったのか。お答えいただきたい」

 斎藤恭紀衆院議員(1回)「年末年始、地元を回ると、一生懸命応援してくれた人のポスターが外れている。著しく国民の信頼が失われている。肌で感じている。なぜか。マニフェストを掲げて戦った。可処分所得を増やすと。しかしどうか。トリプルダウンで、TPPもやると言っている。小泉構造改革路線とあまり変わらない」

 (「そうだ」とのかけ声が相次ぐ)

 「マニフェストの全面見直し、消費税の増税は国民をバカにした話だ。事業仕分けも、うわべしかやっていない。徹底的に仕分けをやってから、税の体系を変えるべきだ。国民の信頼を取り戻すために、設計図に沿って政策を打ち出すことしか国民の信頼は得られない。マニフェストの全面見直しをするなら国民に信を問うべきだ。どうか」

 (一部議員が拍手)

=(3)へ続く

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最終更新:1月12日(水)15時58分

産経新聞

 

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