口蹄疫:畜産技術研究所でも発生 /慶北

 優良韓牛(韓国伝統の肉牛)品種を開発・普及する慶尚北道畜産技術研究所(栄州市安定面)まで、防疫網を破って口蹄(こうてい)疫が広まっている。

 畜産技術研究所が11日に発表したところによると、今月2日、同研究所で飼っていたメスの在来種、まだら牛1頭に口蹄疫の疑いがある症状が見られたため、衛生当局が検査を依頼した結果、5日に陽性の判定が出たという。

 口蹄疫発生前まで、ここではまだら牛のほか豚、黒ヤギなどの偶蹄(ぐうてい)類1172頭が飼育されていたが、陽性判定後、現在までに670頭が殺処分された。

 また、段階的に残る家畜に対する殺処分を実施し、12日までに終える予定だ。

 同研究所のチョン・チャンジン所長は「畜産技術研究所にまで口蹄疫が広がり、優良品種の開発などに打撃を受けた。近隣の市・郡などで口蹄疫が発生した初期から、全職員が研究所に泊まり込むほどの体制で口蹄疫感染を遮断しようと努力してきたが、限界があったようだ」と話した。

大邱=崔洙豪(チェ・スホ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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