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有毒ガス、下水ごみ詰めた袋から 大手町・260人避難

2011年1月8日23時20分

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 東京都千代田区大手町2丁目のビルで8日午前、有毒性のガスが発生し、約260人が避難した事故で、地下1階の下水処理施設のごみを詰めた土嚢(どのう)袋からガスが発生していたことが警視庁などへの取材でわかった。

 丸の内署や東京消防庁などによると、地下1階の東京都下水道局の下水処理施設の一室に、配水管から除去したごみが入った土嚢袋9袋が置かれており、うち1袋にこぶし大の焦げたような跡があった。袋の中でごみが化学反応を起こして発火し、シアン化水素と亜硫酸ガスが発生したとみられる。袋は清掃を請け負った業者が7日に置いたという。

 東京消防庁によると、警備員(74)ら男性3人がのどの痛みなどを訴え、このうち60歳と50歳の下水道局職員は比較的重い中毒症状を示して病院に運ばれた。都によると、60歳の職員が検査入院したという。

 東京消防庁はガス排出などを行い、避難措置は午後7時半に解除された。

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