山形のニュース
米沢の山林を外国人が買収 山形県、実態調査へ
山形県米沢市にある私有林の土地所有権をシンガポール在住の個人が昨年購入していたことが11日、分かった。外国人や外国企業による山林所有を環境保全や水資源確保の面で不安視する意見もあるため、山形県は実態調査を進める方針を明らかにした。 国土利用計画法によると、1ヘクタール以上の山林売買は都道府県への届け出が必要で、県は昨年7月に届け出を受けた。 国が行った2006年から09年までの調査では、外国の個人・法人による山林の取得例が全国で25件あった。東北で明らかになったのは、初めてという。 吉村美栄子山形県知事は11日の定例記者会見で「外国資本による山林購入は目的や用途により好ましくない場合も考えられる」と述べ、実態を把握した上で必要に応じ、対策を検討する考えを示した。
2011年01月12日水曜日
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