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菅直人首相(64)は4日午前の年頭会見で、民主党の小沢一郎元代表(68)が収支報告書虚偽記入事件で強制起訴された際には議員を辞職し「裁判に専念すべきだ」と求めた。政治とカネ問題に強い姿勢で臨み政権浮揚につなげるのが狙いだが、正月明けの“第一声”で、剛腕にいきなりのぶちかまし。これに小沢氏も、テレビ番組の収録で「ボクのことなどどうでもいい。国民のために何をやるのかが大事だ」と反発し、新年早々、党内政局の火花が激しく散った。
仕事始めと同時に、イヤ~なバトルが再開した。午前9時45分から官邸で行われた記者会見。菅首相は「今年を、政治とカネの問題にけじめをつける年にしたい」と強調、月内に見込まれる小沢氏の強制起訴の際には「政治家としての出処進退を明らかにして、裁判に専念されるのであればそうされるべきだ。本人が自らそうした(辞職の)ことも考え、出処進退を決めることが望ましい」と促した。年頭会見から、“議員辞職勧告”だ。
「私が初めて衆院選に立候補した選挙は、ロッキード選挙と呼ばれた」と、小沢氏が“オヤジ”と慕う故・田中角栄元首相にも触れ「初めて当選した1980年の当時、田中元首相が“闇将軍”と呼ばれておりました」。
1日の公邸年賀会で「多少のハレーションは覚悟の上だ」と“強気の2011年”を決意していた菅首相。この日の先制パンチで、あえて難題に挑む姿勢を示し政権浮揚につなげる狙いだ。
小沢氏も黙ってはいない。首相会見に1時間遅れて始まった「BS11」の番組収録で「(首相発言を)聞いていない」としながらも「総理大臣は僕のことなんかはどうでもいいので、国民のために一生懸命何をやるのかが問題。私自身のことは、私と国民自身が判断して裁いてくれるわけですから。そこがちょっとね」。
さらに「党内政局のレベルの話になってしまうと、野党ならいいが、与党だと国民も『何をやっているんだ』ということになる」とも主張した。
収録開始前は、女性スタッフから「顔、大丈夫ですか」と鏡を見せられ「この顔じゃダメなの?」との冗談で余裕を見せていた小沢氏。待っていたのは首相との新春バトルだった。「親小沢」VS「反小沢」の火花は年を越して、激化の一途だ。
菅首相は通常国会前に断行する意向の内閣改造について「2011年度予算をできるだけ迅速に成立させる目標に向かって、最も強力な態勢を作りたい」と語り、仙谷由人官房長官(64)らの交代に含みを持たせた。早期の衆院解散の可能性については「私の念頭には解散の『か』の字もない」と否定。しかし小沢氏と泥仕合を演じたところで、2011年度予算関連法案などの審議難航は避けられず、先行きは混沌(こんとん)としたままだ。
(2011年1月5日06時01分 スポーツ報知)
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