2011.1.5 11:43
政府は5日午前、今年初の閣議を開いた。菅直人首相は「10数年来の宿題を解決し、『平成の開国』を断固やるために各閣僚の奮闘、努力をお願いしたい」と指示した。今月中に召集される通常国会に向け、野党側は参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官の更迭を求めており、菅政権の行方は波乱含み。だが、仙谷氏は閣議後の記者会見で野党側の姿勢を批判し、強気の姿勢を見せた。
仙谷由人官房長官は自民、公明両党などが仙谷氏の辞任を求め、通常国会で審議拒否する構えを見せていることについて「野党が私や馬淵澄夫国土交通相に対する問責決議を盾に国会審議に応じないという党利党略を自己目的化したような戦術を取るなら、国民の信頼を国会自身が失うことになる」と強く批判した。
内閣改造に関しては「首相の専権事項であり、国会開会前に考えるだろう」と述べるにとどめた。