ここから本文エリア 伊勢神宮参拝 首相「決意新た」(写真付)2011年01月05日
■谷垣氏、対決の姿勢 菅直人首相と自民党の谷垣禎一総裁が4日、伊勢市の伊勢神宮に参拝した。菅首相は政権運営への意欲をにじませ、谷垣総裁は衆議院の解散・総選挙に追い込むことを目標に挙げた。 菅首相は午後、岡田克也・民主党幹事長らとともに参拝。「日本に対し、しっかりと責任をもって運営していかなければいけないという決意を新たにした」と語った。 4月の統一地方選については「審議を始めることになっている(新年度)予算でも、5千億円を超える一括交付金を実現した。各県が自主的に決められる画期的なもので、民主党の考え方らしい政策」と支持を訴えた。 一方、午前中に参拝した谷垣総裁は「全力を挙げて与党を追い込んで、解散を勝ち取っていく」と話したうえで「マニフェストの基本構造が間違っていたというのは、正当性に極めて乏しい政権になっているということ」と対決姿勢を鮮明にした。 三重県知事選の候補者選びについては「県連がどういう努力をするのか、それを尊重していく」と述べた。 ◆参拝者・首長、政権への評価は◆ 伊勢神宮の参拝者や県内首長からは、民主党政権への厳しい評価が聞かれた。 参拝に訪れていた亀山市の自営業の男性(62)は「民主党は期待外れ。高速道路の無料化や子ども手当は将来にツケが回ってくる。ごまかしや見せかけはやめるべきだ」と注文をつけた。 鈴鹿市の酒類販売業、服部とみ子さん(70)は「民主党は内輪もめをしている場合じゃない。経済回復と雇用拡大をしてほしい」と話した。 一方、民主党支持という名古屋市緑区の製造業の男性(42)は「事業仕分けで徹底的に無駄をなくし、子ども手当などのマニフェストを実現してほしい」と話した。 野呂昭彦知事は、県庁での年頭あいさつで「目先の選挙で国民の受けねらいに利用されざるを得ないようなマニフェストが、本当に国民を幸せにするのか疑問に感じる」と政権運営を批判した。 四日市市の田中俊行市長は記者会見で「政治とカネの問題にけじめを早くつけることが、政治への信頼を回復する大きな条件。マニフェストが実現できない、あるいは困難だということをもっとわかりやすく国民に説明する機会が少ない」と指摘。来年度以降も、子ども手当の地方負担が続くことについては「国と地方の信頼関係に大きな影響を及ぼす」と批判した。
マイタウン三重
|
ここから広告です 広告終わり ここから広告です ここから広告です 広告終わり ここから広告です 広告終わり ここから広告です 広告終わり 広告終わり |