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仙谷官房長官:野党の審議拒否、けん制

 仙谷由人官房長官は5日午前の記者会見で、自民、公明両党などの野党が通常国会で審議に応じる条件として、参院で問責決議が可決された仙谷氏らの交代を求めていることについて「菅内閣は(憲法上)優越を持つ衆院で圧倒的に信任されている。参院の問責をたてに審議に応じない、党利党略を自己目的化したような戦術を採れば、国民の国会に対する期待と信頼を失う」とけん制した。仙谷氏は内閣改造に関し「菅直人首相の胸のうち、頭の中にしかないこと。すべての民主党議員が11年度予算案を通すために全エネルギーを傾注すべきだ」と述べるにとどめた。

 一方、首相が4日の会見で小沢一郎元代表に議員辞職を含めた出処進退の判断を求めたことに関し、仙谷氏は「過去の例を参照しながらご判断いただくべきだろう」と述べ、小沢氏の自発的な離党に期待を示した。【野口武則】

毎日新聞 2011年1月5日 東京夕刊

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