2011年1月5日20時21分
菅直人首相が5日夜、首相官邸で記者団の質問に答えた内容は、以下の通り。
「はい、こんばんは」
【TPP】
――今日の閣議で、「平成の開国を断固やる」といった発言をされたそうだが。特にTPP参加に向けて閣僚に対し、具体的にどのような指示をしたのか。
「私が申し上げたのは、これまで先送りしてきたいろいろな課題について、今年は断固先送りしないでやりましょうと、それぞれ頑張ってほしいと、こういう趣旨のことを申し上げました」
【小沢元代表】
――小沢元代表について。昨日、年頭の記者会見で「起訴された時には政治家としての出処進退を明らかにすべきだ」と発言された。賛否合わせて党内から今日、反応が出ているが、考えに変わりないか。
「全く変わりありません」
【内閣改造】
――今日、閣議後の記者会見で、北沢防衛相から「内閣と党で人事の入れ替えを行うことも十分考えられる」といった趣旨の発言があった。昨日、総理は北沢大臣と長時間会談されたが、北沢大臣の発言をどのように考えるか。
「私自身、いろいろ考えなきゃと、熟慮中です」
【税と社会保障】
――社会保障、税制改革などで与野党協議を求めている総理だが、一部野党から反発も出ている。今日も賀詞交歓会などで野党党首に呼びかけるところが見受けられたが、今後、どのような話し合いの場をどのように作っていく考えか。
「認識は、共通していると思っています。まさに今言われたように、どういう形でやるかということについて、これから相談したいなと、こう思っています」
(秘書官「はい、終了します」)
――公明党からは社会保障について歩み寄りも見られるが、それについてはまず、政府案を出すほうが先ということを条件にあげている。これについてはどう対応していきたいとお考えか。
「山口さんの発言を私なりにみてみると、まずは社会保障のあり方から議論をしましょうという趣旨だと、私は受け止めました。ですから、それなら、それも、もちろん、あり得ることだなと、こう思っています」
――内閣改造の熟慮には官房長官も入るか。
「・・・・」
中東ニュースがわかりにくいのは、何事にも過去の経緯があるからです。最新ニュースをを理解するために知る必要がある用語や基礎知識を、中東駐在の川上編集委員が分かりやすく解説します。