菅直人首相は5日、連合などが主催する新年会に相次いで出席し、「平成の開国」や社会保障改革に取り組む決意をアピールした。しかし、約1年4カ月の民主党の政権運営に対し連合の古賀伸明会長から「新しい党運営、政権戦略を再構築していただきたい」と苦言を呈され、「皆さんの期待に十分に応えられなかったことについては心からおわび申し上げたい」と陳謝した。
日本経団連など経済3団体の新年祝賀パーティーでは「稼がれたお金をため込むのではなく、思い切って国内に投資し、有能な人材をどんどん雇用し、給料を増やしていく攻めの経営をお願いする」と述べ、法人税の引き下げを念頭に投資や雇用の拡大を訴えた。
毎日新聞 2011年1月6日 東京朝刊