首相が岡田幹事長、仙谷氏、輿石氏らと会談　改造人事や小沢氏問題で協議

　菅直人首相は６日午前、首相官邸で民主党の岡田克也幹事長、鉢呂吉雄国対委員長、輿石東参院議員会長、仙谷由人官房長官らと会談し、１３日の民主党大会後に行う内閣改造・党役員人事と通常国会の召集の日程、さらに小沢一郎元代表の「政治とカネ」の問題をめぐる対応について協議した。

　通常国会の召集については、野党が参院で問責決議された仙谷由人官房長官らの交代を求めていることなどを踏まえ２４日以後とする見通しで、同日か２８日を軸に検討したもようだ。

　小沢氏の「政治とカネ」の問題をめぐっては、首相は通常国会前に決着をつけたい考えを示している。このため、小沢氏に対し無条件で衆院政治倫理審査会への出席を申し出るよう求めることを改めて確認したとみられる。

　ただ、輿石氏は、首相や仙谷氏らが小沢氏が強制起訴されたら議員辞職や離党を求めるとの発言をしたことに対し、強く反発したもようだ。

　内閣改造・党役員人事について、首相は５日のテレビ朝日番組で「通常国会前までに最も力が発揮できるような党と内閣の態勢を整備したい」と述べていた。