菅直人首相は7日、インターネット放送の番組で「過去の首相が比較的短く辞めた原因がなんとなく分かる。気持ちがなえる。俺はこんなにやってるのに、なぜ評価されない。これ以上やってもだめだ、となえる。日本の(政治)システムはタイトな国会審議など、首相をなえさせる要素がたくさんある」とぼやいた。
ただ、首相は政権維持への意欲を強調。「気持ちがなえて『やーめた』ということは選択肢にない。成長、財政、社会保障、地域主権、外交に次の展望が見えるところまで頑張る」と語った。
毎日新聞 2011年1月8日 東京朝刊