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物品提供協定を協議へ＝日韓防衛相が合意☆２

2011年01月10日

　両氏は、北朝鮮による韓国・延坪島砲撃事件などの行為が北東アジアの平和と安定を損なうとの認識で一致。菅直人首相が昨年１２月に表明した、朝鮮半島有事の際の在韓邦人救出を目的とする自衛隊派遣や、米国が求める米韓合同軍事演習への自衛隊参加に関しては議題にならなかった。

　ＡＣＳＡが締結されれば、米国、豪州に続き３カ国目。日本としては北朝鮮の砲撃事件などで不透明感が増す朝鮮半島情勢を踏まえ、韓国との安全保障面での連携強化を図る狙いがある。韓国も北朝鮮による砲撃で被害を受けたことから、日本との防衛協力が必要と判断した。

　日米のＡＣＳＡは、日米安全保障条約に基づき、日本が直接武力攻撃を受ける有事や、朝鮮半島での軍事衝突など周辺事態の際の協力を含んでいるが、韓国との協定は国連平和維持活動（ＰＫＯ）や大規模災害の救援活動などが対象となる見通しだ。（了）金寛鎮（キム・グァンジン）、延坪島（ヨンピョンド）

［時事通信社］