小沢氏招致問題が焦点　午後に民主党両院議員総会

　民主党は１２日午後、菅直人首相（党代表）も出席して両院議員総会を国会近くの憲政記念館で開く。小沢一郎元代表の国会招致問題をめぐり、首相らの強硬姿勢に対し、小沢氏を支持する勢力の反発は強く、紛糾する可能性もある。

　両院議員総会は、執行部が１３日の党大会に先立ち、党所属国会議員が発言する場を設ける必要があると判断して設定した。１２日夕に開催予定の全国幹事長会議と合わせ、事前に幅広く党内の意見を受け止めることで、党大会を円滑に進めるのが狙い。

　首相は一連の党日程を「反転攻勢のスタート」と位置付け、党大会後に内閣改造・党役員人事に踏み切る方針。人事を前に不満を発散させる「ガス抜き」をすれば、小沢氏支持勢力の執行部批判もひとまず収まるとの読みがあるが、挙党態勢を求める小沢氏側との対立が鮮明になるとみられる。

（中日新聞）