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【社会】

発作で1カ月前に薬増量 四日市踏切事故、医師は運転止める

2011年1月12日 09時01分

 三重県四日市市の近鉄名古屋線の踏切で先月30日、自転車の男性2人がワゴン車に追突された後、電車にはねられ死亡した事故で、ワゴン車を運転していた歯科医師池田哲容疑者(46)=同市羽津中=が、持病のてんかん発作が起きるなどしたため、事故を起こす1カ月前に薬の量を増やしていたことが、複数の関係者への取材で分かった。県警も関係者への任意の事情聴取で把握している。

 関係者によると、池田容疑者は先月初め、通院先で診察に「最近、意識がなくなる発作が出た」と話した。池田容疑者は覚えておらず、家族の話で知ったという。病院側は症状を落ち着かせるため、投薬回数を一日2回から3回に増やした。

 さらに病院側は、池田容疑者に車を運転しないよう求め、池田容疑者も了承したという。池田容疑者はてんかん患者が運転免許を取得できなかった2002年の道交法改正前に運転免許を取得した。医療関係者によると、てんかんの症状は薬を欠かさず飲んでいても、過労や睡眠不足などで発作が起きることがある。

(中日新聞)

 

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