太陽政策の虚構に気付いたネットユーザー(上)

 韓国のインターネットユーザーが北朝鮮の宣伝サイト「わが民族同士」に金正日(キム・ジョンイル)・正恩(ジョンウン)父子を非難する文章や画像を掲載し、システムを混乱させたことを受け、北朝鮮は10日、「われわれのホームページに対する容認できない挑戦だ」と反発した。

 北朝鮮の保安当局を悩ませたネットユーザーは、コミュニティーサイト「DCインサイド」のユーザーが中心とみられている。北朝鮮はDCインサイドにDDoS(分散型サービス妨害)攻撃を仕掛けるなどして報復した。

 DCインサイドのキム・ユシク社長(41)は11日、本紙の電話取材に対し「金正日父子をたたえるサイトに体制を非難する文章が掲載され、システムが混乱したため、北朝鮮は脅威を感じたようだ」と語った。

 一部のネットユーザーは「天安爆沈事件と延坪島砲撃に対する初の反撃ではないか」と評した。

 キム社長は自社サイトに対する北朝鮮の報復が始まると、サイトのトップページに「正日、正恩出てこい。戦おう」という文句も掲げた。キム社長は「怖くはない。会社の設備が攻撃を受ければ費用は掛かるが、修理すればよい。ネットユーザーの行動を阻む考えもない」と話した。

 その上で、今月8日に「わが民族同士」のツイッターに金正日父子を非難する文章を書き込み、動画投稿サイト「ユーチューブ」に金正恩氏に関するパロディー動画を掲載したのは、DCインサイドのサーバーに対する攻撃に応戦するためだったと明かした。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る