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2011年1月11日(火) 19:25 |
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2人目の弁護士でゼロワン地域解消へ
弁護士がゼロもしくは1人しかいない、いわゆるゼロワン地域の新見市に、11日新たに弁護士が事務所を開設しました。これにより、市内に常駐する弁護士は2人となり、本州で唯一となっていたゼロワン地域が解消されたことになります。
新見市内に新たに法律事務所を開設したのは、岡山弁護士会所属の丹羽一裕さんです。 丹羽さんは、2008年から岡山市内の弁護士事務所で働いていましたが、去年9月に新見市での独立を決意―。 弁護士が不足している地域での事務所開設について、費用などを支援する日本弁護士連合会の制度を活用し、事務所を開設しました。 丹羽さんは、兵庫県の出身、妻の恵美さんも県外の出身で、ゆかりのない新見市での独立には不安もあるということです。 それでも地域の人の役に立てるなら応援していきたいと、妻の恵美さんは話します。 新見市は、これまでに常駐の弁護士が1人しかおらず、弁護士が不足しているいわゆるゼロワン地域でした。 全国にある地方裁判所と、支部の管内でゼロワン地域として残っていたのは、本州では新見市だけでしたが、今回の丹羽さんの事務所開設によって解消されたことになります。 一方、2005年に日弁連などによって新見市内に開設された法律事務所です。 2009年から市内唯一の弁護士として勤務している大山知康さん―。 1人では、利害関係にある2人の人から同時に相談があった場合、一方の依頼を断らざるを得ない状況だったため、弁護士が増えることを歓迎しています。 岡山弁護士会では、地方でも法のサービスをしっかり受けることができるよう引き続き環境の整備を進めていきたいと話しています。
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