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2011年1月11日(火) 19:25 |
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日本酒の仕込みがピーク迎える
その寒さの中で日本酒の仕込みがピークを迎えています。 昨年夏の猛暑などにより、酒米の品質にも不安が残る中、例年通りの味をと力のこもった作業が続いています。
11日朝の気温が氷点下となった高梁市成羽町です。 凍て付く寒さの中、酒つくりが最盛期を迎えています。 この蔵元は創業124年です。 11日、仕込み始めた酒がありました。 使う米は、山田錦という種類です。 大吟醸は、酒の中でも精米の度合いが特に高く、米の68%を磨き抜き、心白とよばれる米の中心部分でしか仕込まない酒です。 精米された米は、約一時間蒸されます。 すでに絞りに入った別の酒です。 今回は、酒米も昨年の猛暑の影響でひび割れなど高温障害が出たということですが、今のところ例年通りの味になっているということです。 また、この蔵元では、今年から酒の発酵段階でもろみに笛の音など音楽を聞かせています。 味が調う効果が期待されています。 約1時間後、大吟醸の酒米が蒸しあがりました。 蒸しあがった米は、一度冷やした後、酒母とよばれる酒の元にするための瓶で寝かされます。 大吟醸はデリケートな酒で、今もほとんどの行程が手作業で行われるということです。 杜氏らの手によって、今後どのような味に仕上がるのか。 11日仕込んだ大吟醸は、2月末に絞りにかけられます。
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