B型肝炎訴訟・札幌協議の和解案に大阪の原告も一定の評価 |

大阪の原告団も和解案に一定の評価 |
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B型肝炎ウイルスに感染したとして患者らが国を訴えている裁判で、札幌地裁が和解案を示したことを受けて、大阪の原告団からも「一定の評価ができる」という声が上がっています。この裁判は集団予防接種での注射器の使いまわしでB型肝炎ウイルスに感染したとして、患者や遺族が国を相手に賠償を求めているもので、札幌地裁で11日、国に全面救済を求める和解案が示されました。最大の争点となっていた、ウイルスに感染しながらも発症していない「キャリア」の救済について、大阪の原告団は、「内容は十分とは言えないが、50万円の和解金や検査費用などの負担が盛り込まれていて一定の評価ができる」としています。大阪の原告・小池真紀子さんは「苦しみや被害を聞いてもらって政府には正式に謝罪してほしい。今後、差別偏見がないように被害回復を願います」と話しています。今後、大阪の訴訟でも今回の和解案をもとに協議が進められることになります。
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2011/01/12 1:41:
更新) |
証券会社の元営業員が顧客の株で詐欺 |

会社が元社員を告発して逮捕に |
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顧客が所有する株を売却し、約370万円を騙し取ったとして証券会社の元営業員の男が逮捕されました。被害額は他の被害者の分も含めると6億3千万円にのぼるとみられます。詐欺の疑いで逮捕された東海東京証券・大阪支店の元営業員中辻智彦容疑者(50)は、2007年10月ごろ、顧客だった女性に架空の取引を持ちかけて、株などを売却し約370万円を騙し取ったとされます。去年5月他の顧客から指摘を受けた会社が社内調査を行ったところ、中辻容疑者が同じ手口で顧客16人からあわせて6億3000万円を不正に引き出していたことがわかりました。中辻容疑者は調べに対し容疑を認めているということです。
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2011/01/12 1:03:
更新) |
西宮市夫婦殺害 「高額の報酬で殺害持ちかけられた」 |

三宅則行容疑者(35) |
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去年11月、兵庫県西宮市で建築士の夫婦が殺害された事件で、自殺した参考人の元同僚が、殺人の共犯として逮捕されました。
元同僚は「高額な報酬で殺害を持ちかけられた」と供述しています。
殺人の疑いで逮捕された、飲食店店員・三宅則行容疑者(35)。
去年11月「知人の男」とともに、一級建築士の水田実さん(当時62歳)と妻の輝子さん(当時62歳)を殺害した疑いが持たれています。
三宅容疑者の近所の人は「感じとして悪い印象はない」、勤務先の元上司は「いわゆる“ごく普通”。逮捕はびっくりした。粗暴なところが全く見受けられなかった」と話しています。
ごく普通の3児の父、そして水田さん夫婦とは面識もないはずの三宅容疑者が、なぜ犯行に及んだのか?
鍵となるのは、同僚だった「知人の男」の存在です。
「高額な報酬で殺人への協力を持ちかけられた」(三宅容疑者の供述より)
警察の調べで、三宅容疑者に殺害を持ちかけたという「知人の男」は、「外資系銀行の関係者」と嘘をついて出資金を集めていたことが判明しました。
輝子さんからも約1000万円を預かりましたが、約束の配当を支払えず、夫婦から裁判を起こされそうになっていたというのです。
この男の元上司「金キラの指輪をしていたり、ジュラルミン製のケースを持ってきて“ここに金が入ってる”と言ったり。いわゆる“うさん臭い人物”」と話しています。
この「知人の男」は事件の5日後、事情聴取の直前に飛び降り自殺しました。
三宅容疑者は「自分が体を押さえつけて知人の男が刺した」と供述していて、警察は詳しい状況や背景を調べています。
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2011/01/11 19:10
更新) |
大阪・八尾市 下水管にはまった犬救助 |

救助された犬 |
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大阪府八尾市で下水管にはまって動けなくなった犬が道路に穴を掘って救出されました。
ぐったりと横たわる犬。
3日近く、下水管の中から助けを求めていました。
「3日前くらいから鳴いとったんかもわからないけど、僕が気づいたのは2日前の夜中です。」(通報した中西雅之さん)
大阪府八尾市中田3丁目で「地下から犬の鳴き声がする」という通報を受け、11日朝、市の職員が調べたところ、マンホールとマンホールの間の下水管の中で動けなくなっている犬を見つけました。
しかし、下水管は直径約35センチと狭く、人が入ることはできないため、道路に穴を掘って救出したのです。
「(Q穴掘る決断って勇気いるのでは?)勇気いります。費用かかる話ですから。でも、声を聞いたら、『キャンキャン』っていう声が『助けてくれ』と聞こえるので」(八尾市下水道普及課・出口浩之係長)
救出された犬は高齢とみられ、後ろ足が動かない状態ですが、通報した中西雅之さんに早速お風呂で温めてもらいました。
「僕は犬好きやからずっと助けてほしいなと思ってた。」(中西さん)
犬には首輪がついていて中西さんが飼い主を探していますが、見つからなければ引き取るということです。
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2011/01/11 19:10
更新) |
自給自足できる仮設住宅を開発 |

大人2人が一ヵ月生活できる |
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災害などで電気や水道などのライフラインが止まった時に、1ヵ月間自力で活動できる仮設住宅が開発されました。
トラックやヘリコプターで運べるコンテナ。
スイッチを入れると、5分もしないうちに2階建ての仮設住宅に変身します。
この「緊急災害救援ユニット」は、阪神・淡路大震災などの被災地に仮設住宅を建ててきたメーカーが開発しました。
この住宅の特徴は、電気や水道などのライフラインが止まっても自給自足で生活できることです。
屋根と壁に貼られた太陽光パネルと、水素ガスの燃料電池で発電し、余った電力を貯めておくこともできます。
水のかわりにおが屑が入ったバイオトイレは、中の微生物が排泄物を分解してくれます。
また空気中の水蒸気から飲料水を作る装置も備えていて、大人2人が1ヵ月生活することができます。
はしごを使って2階に昇ると8畳ほどの空間が。
大人が立っても余裕の高さがあり、ベッドが備え付けられています。
また、衛星通信で電話やインターネットが使えるシステムがあり、インフラが断ち切られた被災地に乗り込み、情報を集めるための機能が揃っています。
今回の住宅は試作品で、メーカーでは実用化に向けて自治体などに意見を求め、改良を進める方針です。
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2011/01/11 19:10
更新) |
「矢吹丈」からもランドセルのプレゼント |

「矢吹丈」からもプレゼント |
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全国でタイガーマスクからのランドセルのプレゼントが相次ぐ中、兵庫県姫路市の児童擁護施設にはこの人からもランドセルが届きました。
「全国各地で相次ぐタイガーマスクからの贈り物。京都では児童養護施設の玄関に置かれていました」(大岸記者リポート)
11日朝、京都市西京区の児童養護施設「積慶園」で、職員が玄関に置かれた箱をみつけました。
中には文房具セットが8つ入っていて、同封されていた手紙にはタイガーマスクの主人公「伊達直人」と記されていました。
積慶園の古村正園長は「なぜ京都にはタイガーマスクのプレゼントがこないんだろうと思っていた。子供たちにいいプレゼントができる」と話しました。
また京都府福知山市の児童相談所には、現金1万円と地元動物園の人気者、イノシシの”ウリ坊”とサルの”みわちゃん”の写真集などが届きました。
こちらの差出人は「年金生活の伊達直人」となっていて、「ミワちゃんとウリ坊のように仲良く強く生きて下さい」とメッセージが添えられていました。
一方、姫路市内の児童養護施設にはこんなヒーローも現れました。
マンガ「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈。
「そろそろ俺の出番かな?入学おめでとう」と書かれた手紙ともにランドセルと絵の具セットが2つずつ施設の玄関に置いてありました。
「あしたのジョー」は「タイガーマスク」と同じ梶原一騎さんの原作で両親と生き別れたジョーが貧しさの中、ボクシングに打ち込みます。
東光園の大西道仁園長は「ちょっとひねっていて関西人らしいかなという気持ちはあるが、伊達直人も矢吹ジョーも国民的なヒーローなので嬉しいです」と話しました。
このほか近畿では、大阪・和歌山・滋賀でもヒーローからのプレゼントが届けられています。
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2011/01/11 19:06
更新) |
橋下知事 府の児童自立支援施設を視察 |

橋下知事は、施設の職員と意見交換 |
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大阪府の橋下知事は、非行などを理由に親元を離れた子どもたちに生活指導を行なう府の児童自立支援施設を視察しました。
児童自立支援施設は、生活指導が必要な子どもに対して、寮生活を通じて復学や就職を支援するための施設で、橋下知事は職員との意見交換などを行ないました。
職員からは、「施設では、夫婦住み込みの勤務が基本だが、なり手が減少しており、新たな体制作りが課題となっている」といった意見が出されました。
これに対して、橋下知事は、「夫婦としての職員を招くことができるのか、これは悩ましいです。どうしたらいいのか、僕もまだ勉強が足りないので、部局と相談してやりたい」と話しました。
また橋下知事は、老朽化した施設を建て替えるための予算を前倒しして、投入出来ないか検討するよう指示しました。
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2011/01/11 15:12
更新) |
十日戎 「残り福」にぎわう |

堀川戎神社 |
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11日は十日戎の最後の日、「残り福」です。、
大阪の堀川戎神社では、最後の福を求める人でにぎわっています。
商売繁盛の神様で知られる大阪市北区の堀川戎神社では、11日朝からスーツ姿の男性の参拝客などでにぎわっています。
十日戎の最終日は「残り福」と呼ばれ、境内では笹に縁起物を付けてもらったり、願い事をしたりする人の姿が見られました。
参拝者たちからは、「(福は)たくさん、いただきました。」「去年、うまくいったので、そのお礼をかねて来ました」「良い年にしなくてはいけない。自分で、その気持ちを込めて参拝に来ました」といった声が聞かれました。
堀川戎神社では3日間の人出を、去年より5万人多い、約30万人と見込んでいます。
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2011/01/11 15:12
更新) |
母と妹殺害 被告の男に「懲役21年」 |

「最悪の選択をしていて、酌むべき事情は乏しい」と断罪(安部被告) |
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大阪府池田市のマンションで、母親と妹の首を絞めて殺害したとされる男に対して、大阪地方裁判所は懲役21年の判決を言い渡しました。
殺人の罪で判決を受けたのは、大阪府池田市の無職、安部和義被告(29)です。
判決によりますと、安部被告は2009年4月、池田市の自宅マンションで同居していた母親(当時48)と妹(当時19)の首をひもで絞めて殺害しました。
安部被告には当時、出会い系サイトなどに約200万円の借金がり、貸金業者による取り立てで家族が苦しむことを怖れて、犯行に及んだということです。
11日の判決で、大阪地裁の中里智美裁判長は、「2人を殺害すれば、迷惑をかけないですむと考えた短絡的な犯行」と指摘。
その上で、「最悪の選択をしていて、酌むべき事情は乏しい」として、安部被告に懲役21年の判決を言い渡しました。
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2011/01/11 12:40
更新) |
住宅を全焼 男性の遺体 |

出火した住宅の所有者とは別の男性が住んでいたという |
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大阪府枚方市で11日朝早く、3階建ての住宅をほぼ全焼する火事があり、焼け跡から男性1人の遺体が見つかりました。
11日午前4時すぎ、枚方市長尾家具町4丁目で、「住宅から炎が上がっている」と近所に住む人から消防に通報がありました。
消防車14台が出動し、火は約1時間40分後に消し止められましたが、火元の木造3階建ての住宅がほぼ全焼したほか、周囲の住宅3軒の壁などが焼けました。
この火事で、火元の住宅の2階から男性とみられる遺体が見つかりました。
警察によりますと、この家は裁判所に差し押さえられ、所有者とは別の男性が1人で住んでいたということです。
通報した人は、「30歳すぎの方で、いつも自転車かバイクに乗って仕事に行っている様子でした」と話しています。
警察は、死亡したのが住人の男性とみて身元の確認を急ぐとともに、詳しい出火原因を調べています。
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2011/01/11 12:36
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この冬一番の冷え込み |

那智の滝も凍る |
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11日朝の近畿地方は、各地で最低気温が氷点下となるなど、この冬一番の冷え込みとなりました。
和歌山県那智勝浦町の落差133メートルもある日本一の那智の滝も、滝壺が凍りました。
熊野那智大社によりますと、滝壺が凍るのは1年ぶりで、11日午前6時頃には、氷点下2度まで冷え込んだということです。
那智の滝を訪れた観光客たちは、「御神体が凍るっていうのがすごく神秘的」
「パワーがもらえそうで、来てよかったです」と満足そうに話していました。
この冷え込みは上空に強い寒気が残り、放射冷却が起きたためで、高野山で氷点下11.5度を観測したのをはじめ、各地で最低気温が氷点下となりました。
大阪管区気象台によりますと、日中は最高気温が10日より2〜3度高くなり、12日の朝も冷え込みは緩む見込みですが、まだ平年より寒い状態が続くということです
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2011/01/11 12:32
更新) |
小中学校で始業式 大阪市立 |

3学期がスタート |
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大阪市立の小中学校では、冬休みを終えて11日に始業式が行われ、3学期が始まりました。
大阪市北区にある豊仁小学校では午前8時過ぎから、17日間の冬休みを終えた児童たちが登校しました。
始業式では、校長が「3学期も早寝早起き、朝ごはんの生活習慣を心がけましょう」などと児童たちに話しました。
その後、児童たちはそれぞれの教室で、担任の教諭に冬休みの過ごし方を元気良く報告したり、宿題を出したりしました。
児童たちは、「お年玉はいっぱいもらえた」「お正月は朝ごはんを食べずに、昼ごはんを食べた。お母さんとお父さんが起きるの遅かったから」などと冬休みの思い出を口々に話しました。
学校では、3学期にはマラソン大会などの行事が予定されているということです。
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2011/01/11 12:28
更新) |
「希望の灯り」の分灯はじまる |
17日で阪神・淡路大震災から16年を迎えます。各地で行われる追悼行事のため「希望の灯り」の分灯が始まりました。
「希望の灯り」は、震災の犠牲者と生き残った人たちの想いをつなぐ証として、神戸市の東遊園地で静かに燃え続けています。今月17日に震災から16年を迎えるのを前に、「希望の灯り」を各地の追悼行事のために分け与える「分灯」が始まりました。集まった中学生たちは、持ち帰った灯りを学校などで開かれる追悼式でともし、犠牲者たちへの祈りを捧げます。
【参加した中学生】「(震災の時には)まだ生まれてはいなかったけど自分たちの地域の近くで起きたことなので、しっかりと伝えていかなくてはいけないと思う」。
滋賀県や奈良県など県外から駆けつけた人もいて、「希望の灯り」は60以上の場所であの日の記憶を浮かび上がらせます。
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2011/01/11 11:20
更新) |