2011年 1月 11日 |
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桃太郎から善意のランドセル
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漫画「タイガーマスク」の主人公を名乗る人物から全国の児童養護施設などにランドセルや文房具が届けられていますが、岡山市内の2つの施設にも、11日、「桃太郎」を名乗る人物からランドセルと吉備団子が届きました。岡山市中区の「新天地育児院」では、11日午前5時半ごろ、玄関先にランドセル2個と吉備団子50個が置かれているのを職員が見つけました。添えられていた手紙には「子供たちの未来に素敵な灯りが灯りますようにみんなのヒーロー、桃太郎。」などのメッセージと桃太郎のイラストが書かれていました。施設では善意として受け取ることにしています。また、岡山市北区の「岡山聖園子供の家」でも、ランドセル2個と吉備団子60個が玄関先に置かれていて、新天地育児院に届いたものと同じ内容の手紙が添えられていました。プロレス漫画、「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る人物から児童養護施設などにランドセルや文房具が贈られるケースは、先月末以降、全国で相次いでいます。
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韓国の高校生から手紙
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北朝鮮による砲撃事件で韓国への修学旅行を取りやめた香川県琴平町の琴平高校に訪問予定だった高校から手紙が届き、国際交流の輪が広がっています。琴平高校に届いたのはソウル近郊の河南市にある南漢高校の生徒からの手紙142通です。先月、北朝鮮による砲撃事件で修学旅行が中止になったのを受け、琴平高校の2年生180人が訪問できなくなったことを伝える手紙を送ったところ、返事が来たものです。琴平高校では2008年から修学旅行で南漢高校を訪問していて、スポーツなどを通じた交流が続いています。手紙には英語や日本語で「いつの日かお会いしましょう」というメッセージなどが書かれていて写真入りの自己紹介カードや韓国のお菓子も同封され、生徒たちは予期せぬ贈り物に歓声を上げていました。琴平高校では今後も修学旅行を通じて国際交流の輪を広げて行きたいと話しています。
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新見市で弁護士1人状態が解消
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地方裁判所の支部がある地域のうち弁護士が1人しかいない新見市に11日、市内2つ目となる新たな弁護士事務所が開設されました。事務所を開設したのは岡山弁護士会所属の丹羽一裕弁護士です。去年の年末まで岡山市内の事務所に所属していましたが弁護士不足の地域で事務所の開設費用を支援する日本弁護士連合会の制度を活用し、新見市に法律事務所を開設することを決めました。岡山地裁新見支部管内の新見市はこれまで日弁連が公設で開設した法律事務所1つしかなく、弁護士も1人しかいない本州唯一の地域でした。このため弁護士に事件の双方の当事者から相談があった場合、一方の依頼を断らざるを得ない状況が続いていました。司法過疎の解消を目指し生まれた新たな弁護士事務所。丹羽弁護士によりますと、既に5件ほどの法律相談の予約が入っているということです。
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妹殺害の17歳少年を少年院送致
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去年11月、倉敷市で中学3年の妹を殺害したとして殺人などの疑いで送致されていた17歳の少年について岡山家庭裁判所は中等少年院送致とする保護処分を決定しました。倉敷市の17歳の少年は去年11月24日、自宅で中学3年の妹を包丁で殺害し遺体を床下に隠したとして殺人などの疑いで家庭裁判所に送致されていました。11日開かれた審判で岡山家裁の宮本浩治裁判官は「結果の重大性を考慮すれば刑事処分が相当」としながらも「被害者遺族でもある少年の両親が保護処分を望んでいる」として中等少年院送致の保護処分を決定しました。処分が確定すれば少年は3年程度少年院で矯正教育を受けるということです。
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