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井岡会長「獲ってくれると信じている」

 87年10月、WBC世界ミニマム級王座決定戦で、マイ・トンブリフラムを判定で破り初代王者になった井岡弘樹=大阪・近大記念会館
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 87年10月、WBC世界ミニマム級王座決定戦で、マイ・トンブリフラムを判定で破り初代王者になった井岡弘樹=大阪・近大記念会館

 「WBC世界ミニマム級タイトルマッチ」(2月11日、神戸ワールド記念ホール)

 元2階級制覇王者の井岡弘樹氏(42)=現井岡ジム会長=のおいで、前日本ライトフライ級王者の井岡一翔(21)=井岡=が11日、大阪市内のホテルで会見し、次戦7戦目での世界挑戦を発表した。2月11日に神戸ワールド記念ホールで、WBC世界ミニマム級王者オーレドン・シッサマーチャイ(25)=タイ=に挑戦する。

  ◇  ◇

 弘樹会長は「親せきの一翔が自分の(保持していた)ベルトに挑戦するなんて、夢にも思っていなかった。彼が獲ってくれることを信じている」と満面の笑み。「自分が7戦目の時はまだ8回戦だった。本当によくやっていると思う」と、おいの成長に目を細めた。

 日本最速での世界王座奪取に向けて、自身の経験を徹底的にたたき込むつもりだ。「王者は40戦負けなしだし、万全でいかないと厳しい」と話し、「今回初めて1ラウンド4分で練習します。僕も世界戦の前はやっていましたから」と“地獄トレ”を宣言した。

 さらに今回ミニマム級で試合をする一翔に、“井岡家秘伝”の特製スープを伝授した。弘樹会長の母で、一翔の祖母にあたる光子さん(66)が作るもので、「野菜など20種類ぐらいの具材がバランスよく入っている。自分もこれを食べて減量してきた。これでバッチリです」と太鼓判を押した。

 「3階級、4階級と制覇して、ボクシング界に名前を残すチャンピオンになってほしい」。おいが自分を超えていく姿を、早くも夢見ていた。

(2011年1月11日)

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