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◆大相撲初場所3日目 ○白鵬(上手出し投げ)安美錦●(11日・両国国技館) 横綱・白鵬が西前頭筆頭の安美錦を上手出し投げで破り、3連勝を決めた。協会内で賛否両論が渦巻いた大胆な演出を導入したNHKの2日目の中継にも「たまにはいいんじゃないですか」と、横綱らしく余裕で受け流した。これで九州場所3日目から16連勝。NHKが大相撲中継で新機軸を打ち出そうが何をやろうが、土俵上の強さで全国の視聴者を引きつける。
白鵬の強さに館内からため息が漏れた。安美錦の右のど輪を振り払い左上手を引く。瞬時に出し投げを打つと、154キロの相手が土俵下まで吹っ飛んだ。たった2秒9。芸術的な横綱相撲で観客を魅了し「自分の相撲を取ったという感じかな」と自画自賛した。
協会内に波紋を呼んだ2日目のNHKの生中継。好角家で知られるデーモン閣下が元琴光喜関(34)の復帰を要望すれば、インタビュールームにお茶の間を思わせるセットを組み、取組を終えた着物姿の力士がみかんを囲んで、座ってトークを展開。1953年夏の中継開始から初といえる大胆な演出に、一夜明けても親方、力士の間からは「土俵で戦っている力士に失礼」など怒りの声が飛び出した。
動揺が広がる中、白鵬は余裕だった。「たまにはいいんじゃない」と土俵上と同じように横綱らしく堂々と受け流した。日頃から「相撲が終わればこの国は滅びる」と公言するなど、大相撲に絶対の誇りを持っている。中継の変化などわずかなこと。国技への自信が余裕の発言の背景にある。
2日目の午後5時台の視聴率(ビデオリサーチ調べ)は初日の10・2%から12%にアップ。元朝青龍関が引退後の昨年春以降で2日目の数字が初日を上回ったのは初めてで、視聴率だけを見るとお茶の間はNHKの新機軸を支持したともいえる。今後、協会はNHKと連携し今回の中継の視聴者の反応などを調査するが、二所ノ関広報部長(元関脇・金剛)は「協会からNHKに対して何か言うことはない」と話した。
余裕の白鵬からはジョークも飛び出した。元琴光喜関の復帰に「力はあるし、戻ってくれば来年ぐらいには番付が上に来るんじゃない?」。ちゃめっけタップリの笑顔は、6場所連続Vへ充実の証しだった。
◆閣下の発言、協会は“不問”
2日目の中継で、デーモン閣下の発言が協会内で波紋を広げたことについて、NHKの須崎浩司チーフプロデューサーは「協会(広報部)からは“事前にもう少し詳細な打ち合わせを”というようなことは言われました」と明かした。協会側から呼び出しなどは受けていないという。また同局広報部によれば、視聴者からの問い合わせもそれほど多くなく、件数などの集計も行っていないという。
(2011年1月12日06時01分 スポーツ報知)
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