池転落事故で死亡６人、救出の乳児は重体

　２４日午後１１時４０分頃、福岡県太宰府市向佐野４の県道交差点で、乗用車とワゴン車が衝突し、ワゴン車が県道沿いの池に転落した。

　県警筑紫野署によると、転落したワゴン車には１７～１８歳の男女８人と生後６か月の男児の計９人が乗っており、３人は自力で脱出、６人は病院に搬送されたが、男性２人、女性３人の計５人の死亡が確認された。男児は一時心肺停止となり、その後蘇生したが、意識不明の重体。乗用車を運転していたとみられる同市青葉台４、アルバイト秦智之さん（２６）も池の中から遺体で発見された。

　同署の発表によると、ワゴン車に乗っていて死亡したのは、同県八女市黒木町大淵、農業手伝い佐藤慎一郎さん（１８）▽同市黒木町湯辺田、アルバイト山本翔さん（１８）▽同市黒木町木屋、県立八女農高校３年井手綾美さん（１７）▽同県久留米市荒木町藤田、同３年石原瞳さん（１８）▽同県筑後市山ノ井、同３年末吉泰子さん（１８）。