ランドセルは『天空の城ラピュタ』のムスカからも!?児童福祉施設にタイガーマスクに続く救世主？

　[シネマトゥデイ映画ニュース]　アニメやマンガの登場人物の名前を借りた人々が全国の児童福祉施設にランドセルなどをプレゼントしているニュースが話題になっているが、アニメ「タイガーマスク」の主人公・伊達直人に続き、映画『天空の城ラピュタ』のムスカもランドセルをプレゼントしていたことが明らかになった。

　伊達直人を名乗る人物から福祉施設へのランドセルや筆記用具などへ贈られたプレゼントのニュースは昨年末から続々と報じられ、愛知県や東京都、福岡県などの全国各地でも同様のニュースが報じられた。そして今月10日には、下関大平学園に、スタジオジブリの名作映画に登場する人物の名前を名乗った、「ムスカを愛するVIPPER」という人物からランドセルと同作のDVDがプレゼントされた。

　実は、前日の9日にインターネット上の巨大掲示板2ちゃんねるに「ムスカ名義でランドセルを送ろうと思うのだが手紙の内容を考えてくれ」という掲示板が立てられていた。そこでは日本各地に現れたタイガーマスクにならい、自分もムスカ名義でランドセルをプレゼントしようと思う人物が、掲示板で相談しながら、手紙の文面を考えるといった、まさに「電車男」のようなやりとりが見られた。

　下関大平学園のオフィシャルサイトには、「はじめまして。全国のタイガーマスクの出現に感動しました。残念ながら私はタイガーマスクではありませんし、ランドセルもあまり用意できませんでした。気持ちだけですが、お役に立てて頂けると幸いです。たくさん勉強してたくさん友達を作って私がなれなかったタイガーマスクになって下さい」という掲示板で見られたのとまったく同じ送り主のメッセージが載っており、ランドセルとDVDの映った画像も掲載されている。

　昨年末から続く、アニメやマンガの登場人物名を借りた福祉施設へのプレゼントは、人によっては悪ふざけに思えるかもしれない。だが、贈られたランドセルや文房具などを喜ぶ子どもたちの気持ちが本物であることは事実だろう。